No.7686は東洋水産、マルちゃん 茶色い牛肉うどん。2024年8月発売。昔マルちゃんの「黄色い肉うどん」という製品が2004年に出たが、数年で消えた記憶がある。そして平成から令和になり色が黄色から茶色に変わった。
▲黄色い肉うどん。左は2005年、右は2006年モノ。
色は変われど基本デザインは踏襲されているのが流石。
なお色の付かない牛肉うどんは何度も発売されている。
▲黄色い博多ラーメン(1983年ごろ)。
赤・緑に続く、色のつく製品名第三弾。
現在は「黄色いまめ博多ラーメン」として存続中。
なお同社は1982年に黄色い博多ラーメンという製品を出し、現在でもミニサイズ版で存続する。当時黄色が複数存在するのは変だなあと思ったもの。もしかして2005年頃は黄色い博多ラーメンが一時休止していたのかもしれない。
黄色い肉うどんはつゆがとても甘かった記憶がある。今回の品は紅しょうが天入りということで、これがアクセントになって甘さ一辺倒ではない味になっているのだろうと期待する。
食べてみて、紅しょうが天の影響力がとても大きい。二十年前と同じでつゆはとても甘いのだが、爽やかな刺激と衣の油っぽさの効果で二十年前とは見る景色が大きく異なり、私はこれを大きな進化だと思った。他社を含めて類型的な(牛)肉うどんから脱皮している。
一方でこの製品が動か静かと問われれば、迷わず静だと答える。麺もつゆも強く主張したりきらびやかに装飾するものではない。その中で、紅しょうが天の存在が良くも悪くもとても引っかかるものになっており、他にない個性になっているのだ。ただの紅生姜だと、こうはならない。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901990 378550 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 茶色い牛肉うどん |
謳い文句 | 牛肉の旨味 紅しょうが天入り |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | 内容量87g/麺70g |
熱量 | 405kcal(1,701kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.6+3.1) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(味付牛肉・わかめ・ねぎ)。紅生姜てんぷらは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 麺は幅5mmの薄い扁平で、ふくよかさには欠け、ペタッとした舌触りです。結構緻密な反面、粘りやふわっとした弾力感が弱く、意外に曖昧さの少ない歯応えです。気のせいか、赤いきつねとは少し異なる印象です。あまり生麺に近付こうとはしていない麺です。 |
汁・ソース | スープは透明感の残る淡い色で、醤油濃度は薄いです。昆布だしが強く、かなり甘めで、うま味も強いです。紅生姜天ぷらの油っぽさと衣が全体に大きく影響しています。ただ紅生姜は鋭い刺激が丸められて、香りだけを残します。 |
具・その他 | 具の牛肉は噛むとじんわりと味が染み出します。過剰な味付ではないのがありがたいです。ワカメやネギはあまり目立ちません。全体的に尖った部分がなく抑制的で、穏やかな製品です。 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2025/04/03 |
賞味期限 | 2025/06/18 |
入手方法 | 2024/02/19 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 106 JPY |