No.7659 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 青森煮干し中華そば

No.7659はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 青森煮干し中華そば。この商品は2013年4月に試食して以来なので12年振り、偶々だが私にとっては巳年に食べるカップ麺、という位置付けになっている。この間にマルちゃんの激にぼという直接的な競合も登場した(2018年)。

▲ニュータッチ凄麺 青森煮干し中華そば(2013年)

▲東洋水産 マルちゃん 日本うまいもん
青森津軽煮干しラーメン 激にぼ(2021年物)

新旧凄麺を比べると、以前は麺の湯戻しが四分だったのが五分に延び、焼海苔が廃止された代りに麩が入っている。

フタのグラフィックはねぶた祭りの写真をバックに配するレイアウトと煮干中華そばという文言は同じ。でも現行品は「あっさりとした」という説明が加えられている。あと使用する醤油のブランドを明確にしているな。

食べてみて、個々の要素はよく出来ていると思うが、残念ながらそれらが組み合わさった時に1+1が2以上になるマジックは感じられなかった。ハッキリ言えば強引な麺がスープを拒んでいるかのように思えた。フタに書かれている「あっさりとした」煮干し主体のスープに対して麺が少々主張しすぎで、湯戻し四分時代の昔の麺の方が良かったんじゃないかと思う。

一方のスープは我が道を自由奔放に振舞っている感じで、個性的な煮干と醤油をサラリと上手く手懐けている印象。上でライバルとして挙げたマルちゃん激にぼが情緒過多気味なのに対し、この凄麺の方が自然で整っており好ましいと私は思う。

具は素っ気なく、様式美としての麩よりも12年前に入っていた焼海苔の方が有難味を感じるな。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 903088 016634
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ凄麺 青森煮干中華そば
謳い文句 あっさりした スープは青森・ワダカン株式会社「本醸造濃口醤油」を使用 ニュータッチ「凄麺」はあおもり市民ねぶた実行委員会を応援しています
調理方法 熱湯5分
質量 内容量113/麺65g
熱量 327kcal(1,373kJ)
Na(麺具+汁) 〜g(食塩相当量1.2+5.4g)
付属品 液体スープ、かやく(味付豚肉・メンマ)、後のせかやく(麩・ねぎ)
ノンフライ麺
湯切り 不要
麺は幅3.5mmの扁平角断面で、断面積が大きいです
輪郭はハッキリしています。
緻密で重量感がある一方、表面の摩擦が小さく、箸ですくい上げにくいです。
しっかりとしたコシと歯応えがあり、存在を強く主張します。
汁・ソース スープは濁りのある濃い茶色です。
粉っぽい煮干しの香りが強調され、ポークのうま味がこれを包み込むように支えます。
醤油の香りが自然で伸びやかです。
生姜やにんにくの香りは尖っておらずまろやかで、深みを感じます。
具・その他 焼豚は薄い6x5cmの長円形です。
麩は長辺5cmの厚さ12mmで、大きいですが有難味は薄いです。
メンマは痩せ気味ですが、歯応えがアクセントになります。
麺もスープも質感はとても良いのですが、残念ながらこの二つがあまり馴染んでいないように感じました。
総合評価 ★★★3
試食日 2025/02/21
賞味期限 2025/02/26
入手方法 2024/09/27 クリエイトSD
税込購入価格 246 JPY

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