No.7616はインドネシアのIndofood、Indomie Mi Goreng Spesial Plus。インドネシア風焼そば。インドゥミーのミーゴレンは同国即席麺の看板製品と言えるほどで、最近は日本でも入手し易くなってきた。
▲左はIndomie Mi Goreng Spesial、右はSpesial Plus
(インドネシア仕様、同社サイトより拝借)。殆ど一緒だね。
これが多言語の輸出仕様になるともっとわかり難くなる。
(Plus無しでも皿下部の赤い帯が付くのがある)
KALDI等にあるハングルや片仮名併記はただのSpesial(80g)
Plus付きは85g、と覚えておこう!
しかし!インドゥミーのミーゴレンにはSpesialとSpesial Plusの二種類がある。味の方向性は一緒なのだが付属品が異なり、SpesialはチリパウダーなのがPlusになるとサンバルソース(液体)になり、更にフライドオニオンが追加される。質量は80g対85g。同国での実売価格は30円近辺だが、Plusの方が3円程高い。最近日本でよく見るのはPlus無しの安い方。
食べてみて、安心・安定のインドネシア即席麺。即席ミーゴレンの原器と呼んでいいだろう。高級感は無いがバランスが良く、適度な深みがありそれでいて重すぎない。ミーゴレンという食べ物に興味があれば、まずはこのIndomieから入ることを勧めたい。安価な製品(3,100IDR、約32円で購入)だが★3.0を付ける。
そしてこのSpesial Plusのプラス部分、唐辛子粉末がサンバルソース(インドネシアの唐辛子ベースのドロドロした液体調味料)に代わったことで直接的な辛さが後退した一方、包容力と落ち着きを獲得した。そしてフライドオニオンの香ばしさと歯応えが製品に華を与える。
恐らく粉末ソースやケチャップマニス(大豆を発酵させたドロっとした醤油ダレみたいなもの)、調味油はPlus無しと同じものであろうし、Plus無しは軽快な印象があるので、決して絶対Plus付きでなければダメだという訳ではないが、よく似た二種類があるという事実は広く周知しておきたいところだ。
▲三連の透明袋がPlusの証
麺は2mm強の扁平断面で、表面は滑らかで輪郭やエッジは明確。歯応えにコシとか重厚さはないが、しっとりした粘りがあり、頼りなさは感じず必要十分の質感を持っている。変な自己主張はしないが、安心できる麺である。
ソースは甘めの醤油ダレに近い、ケチャップマニスの豆っぽい香ばしさがよく出ている。うま味は強く、サンバルソースの辛さはマイルドで落ち着いたもの。尖った部分はないが、全方位的に隙がなくバランスが良い印象で、完成された味という感じ。
フライドオニオンは香ばしくて効果的。どんな具を入れてもうまく合うが、半熟の目玉焼きは特にお勧め。日本でよく売られているただのミーゴレンスペシャルは調味料類が簡略化されており、出来ればこのスペシャルプラスを探して食べたい。
国名 | インドネシア |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 0 89686 01094 7 (UPC) |
会社名 | Indofood |
製品名 | Indomie Mi Goreng Spesial Plus |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分お湯切り/電子レンジ5分お湯切り |
質量 | 内容量85g |
熱量 | 380kcal(1,591kJ) |
Na | 1.07g |
付属品 | 粉末ソース、ケチャップマニス、サンバルソース、調味油、フライドオニオン |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2mm強の扁平、表面は滑らかで輪郭は明確、重厚ではないがしっとりした粘りがある |
汁・ソース | 甘い醤油ダレ、豆の香ばしさ、旨みは強くチリソースはマイルド、尖らずにマイルド |
具・その他 | スペシャルプラスに付くフライドオニオンは歯応えと香ばしさで効果的、バランス良 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/10/23 |
賞味期限 | 2025/01/08 |
入手方法 | 2024/07/05 Grand Lucky (Indonesia) |
税込購入価格 | 3,100 IDR (≒32 JPY) |