No.7576はインドネシアのIndofood、Indomie Hype Abis Mi Goreng Rasa Ayam Geprek。Hype Abisはインドゥミーの激辛シリーズのサブブランドで、袋のグラフィックも辛そうだ。Hypeは熱狂という意味のスラング、Abisはよく判らないが、底なしというAbyssの変形かもしれない。Mi Gorengはインドネシア風焼そば、Rasa Ayam Geprekはフライドチキン味のこと。
Hype Abisシリーズを紹介するのは今回が初めてだが、以前から名前は知っており、インドネシアのスーパーでも潤沢に売られていた。同国でも激辛が認知されているんだね。
食べてみて、強烈な激辛だが一応我慢の範囲内(ペヤングの激辛やきそばの辛さには一歩譲る程度)。そして辛いだけではなく、きちんと味や香りが感じ取れるのは良いところ。正直言って私にとってこの辺りが食べ物として楽しむことが出来る辛さの上限のような気がする。
それにしても十年前にインドネシア遠征をして即席麺をしこたま仕入れてきた際はここまでの辛い製品はなかったのに、今は競うように激辛製品が並んでいる。やっぱり一番の要因は韓国三養のブルダックポックンミョンが成功したからだと思う(←値段が30,000IDR(約300円)以上もするのに店舗でデカデカと場所を占有しているんだから。そしてこの現象はインドネシアだけでなくアジア各国で見られるものである)。
一方で仕向地毎に異なる仕様の製品を出す日本の即席麺が、世界の潮流を変えることなど、残念ながら不可能であろう。
麺は2.5mmの扁平断面で、輪郭はハッキリしていて、粒立ちが良い印象。気泡感はなくしっとりしていて、粘りもある。特に個性とか自己主張はないが、ソースの強い味に負けない麺である。日本の袋麺と遜色のない質感を持っている。
ソースはとても辛いが、鼻水や涙は出ず、ブルダックやペヤングの激辛の一歩手前という印象。辛い割にはうま味や香りが明確に感じられる。鶏肉をカリカリに焼いたような香ばしさと、後を引く匂いが漂う。一般的なミーゴレンの大豆や醤油を感じるタレとは別物。
ふりかけは揚げた衣のようなコリコリした歯応えがあり、また華やかな香りが混じっていて、結構有難味を感じた。
国名 | インドネシア |
ジャンル | 袋ミーゴレン |
EANコード | 0 89686 04343 3 (UPC) |
会社名 | Indofood |
製品名 | Indomie Mi Instan Hype Abis Mi Goreng Rasa Ayam Geprek |
謳い文句 | Lengkap dengan Minyak Bumbu |
調理方法 | ゆで3分お湯切り/電子レンジ5分 |
質量 | 内容量85g |
熱量 | 410kcal(1,717kJ) |
Na | 0.90g |
付属品 | 粉末ソース、調味油、ふりかけ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 2.5mmの扁平、輪郭は明確で粒立ち良、しっとりした粘り、日本の袋麺と同等の質感 |
汁・ソース | 超激辛一歩手前の刺激だが、旨味や香りが明確に判る、醤油臭のない焼いた鶏肉の味 |
具・その他 | ふりかけは華やかな香りと歯応えで有益、単に辛いだけでなく味わいが楽しめる製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/08/22 |
賞味期限 | 2024/12/02 |
入手方法 | 2024/07/05 Grand Lucky (Indonesia) |
税込購入価格 | 3,100 IDR (≒32 JPY) |