No.7567はまるか食品、ペヤング 激辛ヌードル。同社のペヤング 激辛やきそばの汁ありラーメン版。
▲左:ペヤング 激辛やきそば(2012年)
右:超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛(2021年)
激辛やきそばが発売されたのが2012年2月。それ以前にも激辛を標榜する製品は多々あったが、それらとは一線を画す暴力的ともいえる辛さには異次元の強いインパクトを受けた。その後韓国Samyangのブルダックポックンミョンなどの激辛製品も登場し、またペヤングも更に辛さをエスカレートさせてゆく。私は2021年に超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛を辛うじて完食した瞬間「もう金輪際この激辛エスカレーションには付き合わない!」と心に決めた。だが悲しいかな、汁ありラーメン版が出ると聞くとやはり手が出てしまうのだ。
食べてみて、あれ?予想していたほどには辛くない。12年前に激辛やきそばを一口食べた瞬間、体の中が非常緊急事態モードとなった経験に比べれば遥かにヌルい印象。勿論辛いには辛いのだが、非日常的なヤバさはない。私が辛さの指標としている鼻水や涙は一滴も垂れてこず、ティッシュペーパーの要らない激辛だといえる。私の辛さ耐性がこの12年間で大幅に増した可能性は・・あまり思い当たるフシがないなあ。
辛さが程々ならば周囲の状況がよく見えてくる。甘さとうま味もかなり強くて人工的なこと、かやくはペヤングやきそばに付いてくるものそのもののように思えること、そのかやくの鶏肉ミンチの粉っぽさが気になってくること等、少し粗い部分に手を入れて質的向上を求めたい。
麺は2mm弱の扁平断面で、ボリューム感に乏しい。少し気泡感があり柔らかめで、粘りやコシは弱く、やや頼りない舌触り。反面サラサラと軽快にすする。製品名通りラーメンではなくヌードルの食感である。
スープは少し透明感が残る茶色で、赤い油が浮いている。それなりに辛いが、ペヤングやきそばの激辛と比べだいぶ大人しくてマイルド。一方で甘さかなり強いことや人工的なうま味など、辛さ以外の要素を味わう余裕がある。深みはない。
具はキャベツと粉っぽい鶏肉で、ペヤングやきそばのかやくをそのまま適用しているように感じた。真っ赤なパッケージに激辛!と書かれているので、身構えて試食を行ったが、食べてみて拍子抜けしてしまった。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902885 010722 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング 激辛ヌードル |
謳い文句 | 辛さレベルMAX!! |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量99g/麺76g |
熱量 | 438kcal(1,834kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+3.0g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(キャベツ・味付鶏ミンチ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mm弱の扁平で量感に乏しい、気泡感があり柔らか、頼りない食感だが軽快さがある |
汁・ソース | 透明感が残る茶色に赤い油、やきそばの激辛より大人しい、甘さと旨みは強く人工的 |
具・その他 | 具のキャベツと粉っぽい鶏ミンチはやきそば譲り、激辛に身構えたが食べて拍子抜け |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/08/08 |
賞味期限 | 2024/10/20 |
入手方法 | 2024/05/08 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 171 JPY |