No.7548は新潟県の丸縈製粉、新之助 のどぐろラーメン 魚介だし醤油味。新之助はお米のブランドで、麺に新之助の米粉をブレンドしてある。観光土産的な性格を持つ製品であり、購入価格は二食入で税込520円。
のどぐろという名前は近年頻繁に耳にするようになってきたが、私自身はこれがのどぐろの味だ!という確固たるイメージを持っていなかった。でも調べてみたらアカムツのことなんだね。滅多に食べるものではないが好きな味。
だがこれをラーメンのスープに使うというのは期待と不安が交差する。味香りが明確に主張する代償として生臭くならないか、或いは何の味だか判らない程度に希釈されて全然有難味を感じないか、とか。
食べてみて、のどぐろのうま味の良い部分だけを抽出したスープに最大の価値がある製品。嫌味のある魚臭さ・生臭さは徹底的に排除されておりピュアな印象。匂い消しのため生姜の香りが結構強いが、これは食欲を妨げる邪魔なものではない。
豚や鶏などのダシは検知できなかったが、力強さは十分に出ており隙間がない味。単なる和風で上品な「お出汁」ではなく、醤油味のラーメンスープとして成立している。
一方で、米粉がブレンドされた麺はキメが細かく上品かつ繊細である反面、底力とかエネルギー感に欠け今一つ押しが弱い印象。一長一短があるなあと思った。一般的な小麦粉麺にこののどぐろスープを合わせると、違う魅力が引き出されるのでは?と夢想してしまう。
麺は2mm強の角断面で、縮れはない。キメが細かくしっとりした舌触りで、太さの割には重量感や存在感が強い麺である。また噛んだ時の反発力や弾力感が弱い印象。これは米粉を使った麺の特徴でもあり、その分小麦粉の匂いは弱い。
スープは少し濁りのある茶色。甘めでまろやかな醤油味で、魚と生姜の香りが突出している。のどぐろのうま味は嫌味や癖が無く素直。畜肉系のうま味や脂っぽさはないが、物足りなさは感じない。辛い刺激はないが、生姜の匂いで緊張感がある。
懐が広そうなスープなので、肉やメンマ、卵を入れても合いそうだ。生姜の香りが気になる人は具や薬味を入れることで緩和するだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 957425 004938 |
会社名 | 丸縈製粉 |
製品名 | 新之助 のどぐろラーメン 魚介だし醤油味 (二食入) |
謳い文句 | 新潟県産米「新之助」米粉を使用したもっちり食感の特製麺と「のどぐろ」の上品な旨み溢れる魚介だしスープが自慢のラーメンです。 |
調理方法 | ゆで4分分離調理 |
質量 | 内容量256g/麺80x2g |
熱量 | 343kcal(1,436kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量7.6g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○(棒状乾燥麺) |
湯切り | 要 |
麺 | 2mm強の角断面で縮れなし、重量感がある、キメが細かいが反発力が弱い米粉入り麺 |
汁・ソース | 軽い濁り、魚の旨味と生姜の匂いが突出、雑味なく素直、力感はある、辛い刺激なし |
具・その他 | 懐の広いスープなので具を選ばない、魚臭さや生臭さ皆無でのどぐろの良さだけ抽出 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/07/01 |
賞味期限 | 2025/01/17 |
入手方法 | 2024/05/28 佐渡汽船 |
税込購入価格 | 520 JPY / 2p |