No.7545は日清食品、日清のどん兵衛 琉球そば。この四月に発売された製品。私は今まで琉球そばという料理の名前を聞いたことがないのだが、少なくとも本製品に関しては沖縄ではなく琉球であることの特別な拘りはなさそうで、沖縄そばと同じ意味合いで使っているように思われる。
No.7542で明星食品の沖縄そばを紹介したばかりだが、この両社はここ三年ほどゴールデンウィーク直前に沖縄そば風製品を出すことを常としている。どん兵衛に関しては去年まで沖縄風そばという製品名だったが、これは本場沖縄そばの定義から外れる要素があるので「風」を入れたのだろうと推測するし、今年は琉球そばとすることで「風」が外れたのかな?
食べてみて、結構抑揚の強いドラマチックな味で、若干まとまりに欠けるように感じた。繰り返して連食すると飽きやすいかな、と思ったが、ある意味春の季節商品みたいなものだから、これで丁度良いのだろう。
No.7542で紹介した明星食品の沖縄そばと比べて、麺の存在感は今回のどん兵衛が上。ただし沖縄そばっぽくはなくあくまでカップうどんの質感である。あと紅生姜が生であり量の調節が可能であることもどん兵衛の優位点。反面肉を模した大豆蛋白質チップは舌触りがリアルな肉みたいなのだが味付けが薄く、有難味は明星の方が上。あとどん兵衛のスープは少し情緒過多に感じた。
麺は5mm幅の扁平で、ふくよかなボリューム感がある。わずかに黄色がかっているが、基本はカップうどんの麺である。気泡感は殆どないが、ややモッサリした弾力感で、いかにもどん兵衛のうどんっぽい。だが表面のぬめりは感じなかった。
スープは濁った淡色で、昆布だしが突出している。スープ自体は粉末乾燥っぽさがあるが、まろやかで隙間を感じさせない味。生の紅生姜は乾燥モノとは違う存在感があり、香りが過剰な程だが、量が調節できるのは良い。
肉を模した大豆蛋白質の薄い欠片は舌触りが本物の肉みたいだが、味付けが弱く有難味は薄い。卵はふくよか。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 902105 283530 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清のどん兵衛 琉球そば |
謳い文句 | おいし〜さ〜 かつお×豚だし あっさりコク旨 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | 内容量79g/麺66g |
熱量 | 348kcal(1,457kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+3.3g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(大豆たんぱく質加工品・かまぼこ・味付卵・ねぎ)、紅生姜 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mmの扁平、僅かに黄色、ふくよかな量感、沖縄そばではなくうどん、歯応え鈍め |
汁・ソース | 濁り淡色、昆布だし突出、乾燥臭さはあるがまろかやで隙間なし、リアルな生紅生姜 |
具・その他 | 大豆蛋白質チップは舌触りが肉に酷似だが薄味、卵はふくよか、連食すると飽きそう |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/06/26 |
賞味期限 | 2024/10/09 |
入手方法 | 2024/05/08 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 171 JPY |