No.7544はインドネシアのKobe Boga Utama、BonCabe Rasa Ramen Pedas Level30。ウチが初めて紹介する会社の激辛ラーメン。同社は調味料や飲料・スナック菓子等の製造販売が主で、即席麺を手掛けたのは最近のようだ。なおKobeといっても日本の神戸とは無関係。
今回の品は近所のスーパーで購入したものだが、その直後の今月上旬に私自身がインドネシアへ飛び現地の即席麺事情を調査してきた。その結果このBonCabeブランド製品も僅かだが売場の一角をしっかり確保していることを確認した。今後の成長が楽しみである。(インドネシア即席麺探索記は後日アップ予定)
食べてみて、とても辛くて攻撃的な味だが、量が少ないのですぐに食べ終わってしまい、人体へのダメージは意外に蓄積しない。豪快なスコールがドカーンときて、サッと去り行くような印象。
重厚さはなく軽い味なのだが、若干の乳臭さが軽薄さを隠して落ち着きを与える。タイのクリーミートムヤム味即席麺のやり方と同じだね。うま味は単調だが十分に出ている。褐色の麺に関しては何も記載がないのだが、意外にもノンフライのようだった。
辛さの絶対値を既知の定番製品に例えると、ペヤングの激辛やきそばに少し届かない程度かなと感じた。まあ普通の辛さ耐性の人ならば食前に十分身構える必要がある。なおパッケージには辛さレベルが30と記されているが、インドネシアでは辛さレベル15の製品も存在している(レベル15の汁なしミーゴレンを購入済)。
麺は茶色い2mm強の角断面。特に記載はないが、揚げ麺ではなくノンフライ麺だと思われる。硬めで表面は少しぬめるような舌触り。細い割には重量感がある。気泡感はなく緻密で粘りもあり、歯応えはちょっと鈍め。経時による伸びやダレが少ない。
スープは濁りのある赤茶色で。かなりの激辛で、ペヤングの激辛にちょっと及ばない程度。食べるにはそれなりの覚悟が必要である。またこの製品ならではの特長として、メタリックな苦みも感じた。ただ、安っぽいながらチキンのうま味が強く出ており、また僅かにミルキーっぽさもあるので、意外に中抜け感がない。
とはいえ味や香りは単調なので、何か具を入れたいところだ。
国名 | インドネシア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 995899 211533 |
会社名 | Kobe Boga Utama |
製品名 | Mi Instan BonCabe Rasa Ramen Pedas Level30 |
謳い文句 | Endolita! |
調理方法 | ゆで3〜4分 |
質量 | 内容量65g/麺48g |
熱量 | 223kcal(934kJ) |
Na | ~g(食塩相当量6.04g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mm強の角断面、表記はないが多分ノンフライで緻密、表面にぬめり、歯応えは鈍い |
汁・ソース | 濁った赤茶色、かなりの激辛、金属的な苦味、旨味は強くミルキーで中抜け感はない |
具・その他 | 味や香りは単調なので具を入れたい、攻撃的な味だが量が少ないので疲労蓄積しない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/06/25 |
賞味期限 | 2024/08/31 |
入手方法 | 2024/06/17 やまか |
税込購入価格 | 139 JPY |