No.7528は台湾の味丹企業、真麺堂 刀削麺 香辣醤油味。このシリーズをウチで紹介するのは今回が三度目で、その全てが日本で購入したもの。台湾でこの製品を見掛けたことは一度も無く、味丹の台湾向けサイトにも製品情報は載ってない。
だが味丹の英文サイトには「真麺堂 Jhen Mian Tang」として載っており、どうやら輸出用の製品らしい。道理で英文サイトの製品名が「麵」ではなく「麺」表記だし、裏面の説明文は中国語より英語が優先して書かれている訳だ。(なお袋右側の大きな赤丸は日本語表記だが、これはシールを貼ったもの)。過去食べた経験では十分に台湾らしい製品であり、台湾国内で売らない理由が分からない。
食べてみて、素朴だが底力があって軽々しさのない製品。派手な味の即席麺に飽きた時にいいだろう。味や香りの要素は少なく小細工をしていない感じなのだが、バランスが良いので不安は感じない。重くて太い三脚がガッシリ地面をとらえて支え、ピタッと上屋を安定させているようなものだな。
ただ三脚の脚の間には風が通るように、隙間のある味でもある。添加剤や香料で隙間を埋めた味ではない。正直なところ具なしの素で食べるとちょっと物足りなさを感じるし、下手な具や香辛料を入れると良さ悪さがストレートに出てしまいそう。素材は良いのだが、使いこなしには若干の経験とセンスが求められる製品。
麺は幅1cmの薄い帯状で、両脇が波打っている。このためすする際に独特の舌触りがある。粘りは弱いが適度なコシがあり、頼りなさは感じない。混ぜ物が少なそうな反面、小麦粉の粉を感じさせるような、シンプルな麺である。腹持ちも良さそうだ。
ソースは花椒の香りが前面に出ている。適度な油っぽさが潤いを与えるが、ラー油とは違いごま油の香りは弱い。醤油の香りは角がなくまろやかで控えめ。辛さはピリ辛程度で心地良く、うま味は強い。酸味は殆ど無い。
バランスの良い味だが、具無しではさすがに寂しさを感じてしまう。好みに応じて良質な肉や野菜、薬味を入れたい。
国名 | 台湾 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 4 710110 232050 |
会社名 | 味丹企業 |
製品名 | 真麵堂 刀削麺 香辣醤油味 |
謳い文句 | 台湾汁なし刀削麺 幅広ちぢれ麺でタレのからみがよいピリ辛醤油仕立ての台湾汁なし刀削麺刀削麺 香Q有● 厚芯波浪麺体 |
調理方法 | ゆで4分お湯切り |
質量 | 内容量90g/麺70g |
熱量 | 323kcal(1,352kJ) |
Na | ~g(食塩相当量2.7g) |
付属品 | 液体ソース |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 1cmの帯状で両端が波打っている、すする際に独特の食感、やや粉っぽく粘りは弱い |
汁・ソース | 花椒の香りが強い、醤油の香りは角がなくまろやかで控えめ、旨味は強く辛さは程々 |
具・その他 | 素朴だが力強くバランスが良いが、素で食べると寂しい、良質な具や薬味を入れたい |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2024/06/02 |
賞味期限 | 2024/11/14 |
入手方法 | 2024/04/12 ライフ |
税込購入価格 | 235 JPY |