No.7505は日本生活協同組合連合会と日清食品の共同開発品、CO・OPヌードル しょうゆ。JANコードの業者項は生協のもの。日清食品が開発に深く関与して、外装デザインもそこはかとなくカップヌードルを彷彿させるもの。1994年に発売されて今年で三十周年となる。プライベートブランド即席麺の、早期からの成功例といっていいだろう。
CO・OPブランドの即席麺はあまりにも種類が多く、生協の即席麺売場に行く度に「これ、全部制覇しようとしたら一か月じゃ済まないなあ。有名ブランドと似た製品ばっかりだし」と、全貌を把握しようする意欲が全然湧かなかった。今回のしょうゆ味は、私にとって22年ぶりの試食。
食べてみて、日清カップヌードルの各要素に0.9を掛けたような、相似形の内容だと思った。黙って出されたら私は「これはカップヌードルではないっ!」とキッパリ指摘できる自信がない。車で例えるならば排気量2000ccに対する1800ccのエンジンという感じで、実用上は大きな差がないが、どことなく馬力やトルクがもの足りないような感覚がある。
CO・OPヌードル(上の例えで1800cc)で十分だよ、という人が大半を占めるだろうと思うが、少し高くてもいいから余裕が欲しいという人もまた多いだろう。さすがに日清食品が関与しているだけあって、カップヌードル(上の例えで2000cc)の存在価値を毀損するような設定にはしていない。
目に見える相違点はCO・OPヌードルだけに人参が入っているということ。まあ大して有難味のある具だとは思わないが、ささやかな自己主張だとも言える。カップヌードルにある味付豚肉は省略されているが、双方に味付豚ミンチが入っていることもあり、さほど大勢には影響しない。ただ気のせいか?具は少しずつ小さめになっているように感じた。
ちなみにイントロ部で書き漏らしたが、税抜購入価格は138円。だが私が買った二日後に108円だったか?の安売りをしていた。まあスーパー系とコンビニ系の中間的かややスーパー系寄りの価格であり、中身もスーパー系とコンビニ系の間ぐらいに位置していると思う。だが、本製品には「日清カップヌードルに酷似している」という強力な売りがあるので、これを考慮して価値を判断するべきであろう。
麺は幅2.5mmの扁平断面で、表面は少しザラついて縮れがある、ヒラヒラした軽快な舌触り。ラーメンとは違う、日清カップヌードルの流れに沿ったヌードルの麺である。コシや歯応えを楽しむものではない。
スープは濁りのある茶色で、カップヌードルに良く似た舌触りだが、力感や存在感が少し弱まり、反面醬油っぽさは強く感じる。味や香りの手数や深みが減って、やや単調になっていると思う。でもその差は大きくはない。
肉やエビはカップヌードルより小ぶりになっているが、それでも十分に豊富である。カップヌードルにはない人参が入っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902220 296361 |
会社名 | 日本生活協同組合連合会 |
製品名 | CO・OPヌードル しょうゆ (製造は日清食品) |
謳い文句 | サステナブル 森の資源を守る |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量71g/麺62g |
熱量 | 310kcal (1,298kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.3+2.5g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(味付豚ミンチ・味付卵・味付えび・にんじん・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mmの扁平、少しザラつき縮れがある軽快な舌触り、カップヌードルの麺と酷似 |
汁・ソース | 濁った茶色、CN似だがやや力感や奥行きに欠ける、僅かに醤油が強い、辛い刺激なし |
具・その他 | エビや謎肉は小ぶり、豚肉は省略、人参が入っている、殆どの場合でCNの代替になる |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/04/25 |
賞味期限 | 2024/07/11 |
入手方法 | 2024/04/01 ユーコープ |
税込購入価格 | 149 JPY |