No.7499はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 中華の逸品 麻辣担担麺。姉妹品の酸辣湯麺と共に三月に発売されたもの。ほ~凄麺に中華の逸品ってサブブランドが出来たんだ、と思ったが、調べてみたらこの名は2017~8年頃にも存在していた。この時期は私がテンパっていて全然余裕がなかった頃なので知らなかったよ。(なお中華そばの逸品は中華の逸品と別の流れだと認識する)
凄麺はご当地シリーズで日本各地のラーメンを数多く商品化してきており、勝手に凄麺=日本の味という先入観を持っているのだが、中華料理との融合をどのように為すかは未知数。といってもあくまで「日本風の」中華料理なんだろうけど。
食べてみて、(私の勝手な)凄麺のイメージを少し逸脱している味だという印象。スープが情緒過多というか、鋭くて偏っているように感じる。凄麺としては食べる人を選別するように思われ、万人に満遍なく好まれるものではない。
オーディオに例えるならドンシャリ音の如し。ぶんぶんベースにシャカシャカ高音、シャカシャカは花椒のビリビリ刺激、ぶんぶんは塩分と甘さと中華風味噌かな。んで真ん中が抜けているような感じだからヴォーカル帯域が聴き難い。これが好きな人も大勢いると思うが、王道ではないと思う。もう少し練りゴマの存在感が欲しいなあ。
思い切って踏み込んだ味だなあと感じた。とはいえ麺もスープも具もまごうことなき凄麺クオリティ。すんでのところで破綻せずに踏み止まっているようにも見える。(言うことが矛盾しているな)
あとこれは味の話ではないが、粉末スープはよく混ぜないとダマができやすい。動画撮影の都合上止むを得ず撹拌が不十分なままで試食を行ったら、少しゼラチン質っぽい塊が出来てしまった。
麺は2mmの角断面で、表面は滑らか。緻密でしっとりした舌触りで、粗さを感じない。適度な粘りがあり、しっかりした歯応え。細いが軽々しさのない麺である。欲を言えば、強い味のスープに対抗するため、小麦粉の香りがもっと出ているといいのにと感じた。
スープは黒っぽい茶色で、花椒の鋭い刺激が前面に出ている。すり胡麻がたくさん入っており、ザラザラしたワイルドな舌触り。中華風の味噌っぽさが出ており、塩分と甘さが強い。凄麺らしからぬ、抑揚が強調された派手な味で、インパクトは強い反面、ちょっと中抜け感がある。
具は鶏か豚の挽肉が入っており、有難味がある。チンゲン菜も入っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 017129 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 中華の逸品 麻辣担担麺 |
謳い文句 | 練りゴマの甘み 花椒とラー油の香り豊かな刺激 ゆでたての旨さ、再現!! |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | 内容量117g/麺60g |
熱量 | 397kcal (1,662kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+4.3g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、かやく(味付肉そぼろ・ごま・チンゲンサイ・花椒) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの角断面、表面は滑らか、緻密でどっしり、適度な粘りもある、細いか軽くない |
汁・ソース | 花椒の刺激が強烈、擂り胡麻のザラついた舌触り、中華風味噌味、塩分と甘さが強い |
具・その他 | 挽肉は効果的、やや情緒過多で派手な印象、凄麺にしては万人向けではなく人を選ぶ |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/04/19 |
賞味期限 | 2024/08/26 |
入手方法 | 2024/04/12 Olympic |
税込購入価格 | 269 JPY |