No.7484は台湾の上友、勝王ラーメン 牡蠣雞湯風味。同社は台湾内外の食品を扱う商社で、独自の製品企画も行う。勝王ラーメンは台湾の有名実在店。レトルトの豚肉が付いている高級品で、価格は69TWD(約321円)。本製品は台湾のセブンイレブン専売製品らしい。日本語が散在するので当初は日本製かと思ったよ。
だが私の網膜にはAIバーコードリーダがインプリメントされており、側面を見た瞬間に製造は味丹企業によるものだと解読した。はて?台湾のセブンイレブンは味丹の競合たる統一企業系列なのにこんなのはアリなのか?もしかして台湾の企業は系列やら競合排除には固執せず、是々非々でビジネスを行なうのかもしれないな。
食べてみて、惜しみなくいろいろな素材を注ぎ込んで作った製品だなあという印象を受け、食べていて清々しい気持ちになった。高額な製品だが、それを納得させるだけの価値はある。
牡蛎と鶏肉と豚肉のうま味三重奏で、満ち足りた気分になれる。但しフタには牛の上に豚が乗り、その上に鶏が乗る絵が描いてあるのだが、牛の要素は検知できなかった。
もちろん台湾製豪華即席麺の例に漏れず、レトルトの豚肉は存在感が絶大。だが本製品は赤身のみで、脂身は付いていなかった。個人的には少し脂身が付いている方が力感があっていいのだが。なお、スープと具の充実具合とは対照的に、麺は至って凡庸。
麺は幅2.5mmで角がなく、丸断面に近い舌触り。表面には張りがあり、気泡感は少なく、硬めでややゴワゴワした歯応え。台湾のカップ麺としてはしっかりしており、いつもの麺より少し上級、という印象がある。揚げ物の香ばしさは弱い。
スープは透明感があるが、レトルトの煮汁に濁りととろみがある。牡蛎の香りがよく出ていて、ラーメンとしては個性的。また豚肉と鶏を煮込んだダシも潤沢で、とても複雑で充実したスープである。辛い刺激はないが、退屈さは全く感じない。少し粉末臭さが残るのが唯一残念なところ。
レトルトの豚肉は3cmぐらいあるものが四個ほどゴロゴロ入っており、とても有難味がある。赤身だけで脂身は付いていない。
国名 | 台湾 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 710110 238236 |
会社名 | 上友 |
製品名 | 勝王ラーメン 牡蠣雞湯風味 (製造は味丹企業) |
謳い文句 | 限定創作 一麺入魂 贅沢な本格の味 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量192g |
熱量 | 579kcal (2,424kJ) |
Na | 2.511g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ(白菜・キャベツ・ネギ入り)、レトルト具(豚肉) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2.5mmの楕円断面で優しい舌触り、張りがあり気泡感は少ないが硬めでゴワゴワ食感 |
汁・ソース | 濁りととろみ、強い牡蠣と鶏と豚の旨味はバランス良、辛い刺激はないが退屈しない |
具・その他 | レトルトの大きな豚肉は赤身だけ、できることは全てやった清々しさがある、個性的 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2024/03/29 |
賞味期限 | 2024/04/13 |
入手方法 | 2023/11/03 Seven-Eleven (Taiwan) |
税込購入価格 | 69 TWD (≒321 JPY) |