▲「寶」は日本の漢字で「宝」
No.7474は台湾の金車、漢寶 海鮮湯麵。同社はコーヒーや酒、お茶等の飲料が主体で、昔から即席麺のシェアは微々たるもの。この業務領域にはあまり力を注いでいないように見えた。そして2014年に訪台した際は同社の製品を見付けることが出来ず、遂に即席麺業界からは手を引いてしまったか?と勝手に思っていた。
▲昔の「漢寶」のフタ(2001年)
金車だからGold Car、ではなくKing Car
しかし!昨年の訪台ではスーパーの片隅にこの漢寶シリーズ(全三種類)が置かれている現場に遭遇。まだ生きていたのか~!と感動の再会を果たし、一つ購入してきたのが今回の品。金車の即席麺を食べるのは18年ぶりだな。なお二十年ぐらい前には袋麺も存在していたが、今はカップ麺のみになっている様子。
食べてみて、質感の高さや強い特徴はないものの、嫌な味はせず気軽に食べることが出来る製品。スープは日清カップヌードルシーフード似の味で悪くないが、麺はこれより少し格が落ち、具はまるで及ばない、という感じかな。
日本のプライベートブランド製品などで一個百円以下で売られている製品と大差ないレベル。購入価格は28TWD(約130円)で、日本と台湾の製品を価格比較するのはあまり意味がないものの、ちょっぴり割高な印象。
だが私は個人的に金車の製品を久しぶりに食べる歓びに浸って、幸せなひとときを過ごすことが出来たよ。
麺は2mmの扁平断面で、ボリューム感に乏しい。表面は少しザラザラして、気泡感もある。でも澱粉添加っぽい粘りがあり、頼りなさは感じない。揚げ油の温度が低いようで、揚げ物の香ばしさは弱い。量は少なめ。
スープは白濁した薄いベージュ色で、海鮮っぽさの演出がカップヌードルのシーフードに近い。ほのかに磯臭さがある。うま味は十分に出ていて、ニンニクや生姜の香りや軽い胡椒の刺激もあり、退屈さは感じない。隙間の少ない味である。
具で海鮮っぽいのはカニカマだけ。コーンは硬めで、ワカメは薄くて小さい。
国名 | 台湾 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 710085 241415 |
会社名 | 金車 |
製品名 | 漢寶 海鮮湯麵 |
謳い文句 | Han Baw Seafood Flavor |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量66g |
熱量 | 310kcal (1,298kJ) |
Na | 1.485g |
付属品 | 粉末スープ(キャベツ・コーン・カニカマ・わかめ・ねぎ入り) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの扁平断面、量感に乏しい、表面はザラつき気泡感もある、澱粉添加の粘りあり |
汁・ソース | 白濁した淡い茶色、僅かに磯臭さ、CNシーフード的な味、味の手数が多く退屈しない |
具・その他 | 具はカニカマとワカメで寂しい、同社がまだ即席麺を作っていたことが判り安心した |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2024/03/14 |
賞味期限 | 2024/04/12 |
入手方法 | 2023/11/01 全聯福利中心 (Taiwan) |
税込購入価格 | 28 TWD (≒130 JPY) |