No.7446は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵。小時光麵館は台湾では珍しいノンフライ(非油炸)カップ麺の製品群。No.7431で姉妹品の花椒擔擔麵(汁あり)を紹介しているが、今回の品は湯切りを行なう汁なし麺。製品名の青蔬は青菜、椒は花椒、麻は胡麻のこと。
湯切りを行なう汁なし麺なのに、パッケージに湯切りのためのメカニズムは何もない。日本のカップ焼そばが世界に誇る二層シート剥がし方式は望むべくもないが、箸先で穴開け等の安直な方法があるだろうに、何もない。台湾のYouTuberによる本製品の紹介動画を見ると、皆フタの開口部を箸で押さえて湯切りしているため、私もこれに倣うこととした。
食べてみて、薄くヒラヒラした幅9mmの超ワイド麺に爽やかな刺激が絡んで心地良い。麺はノンフライ麺であることのメリットを存分に生かし、揚げ麺では作り得ない食感を実現している。台湾のカップ汁なし麺における新境地だといえるだろう。
但し購入価格は59TWD(約274円)とかなり高価で、台湾固有種のレトルト肉塊入りカップ麺(揚げ麺)と同等以上。その割には具は野菜類だけで肉は入っておらず、少々物足りなさを感じる。
あと調理例写真の如く小指の先ぐらいの大きな唐辛子がゴロゴロ入っており、こいつを直接食べなければピリ辛程度の平和な喫食で済むのだが、不用意に口に含んでしまうと人間火炎放射器と化してしまうでご注意を。
麺は幅が9mmあり、白くて薄い。即席の刀削麺のように両端が波打っており、舌触りが複雑でソースが絡みやすい。適度なしなやかさとコシがあり、食べていて軽快さすら感じる。太いノンフライ麺だが湯戻りは良好。量は多い。
ソースは甘めの醤油ベースで、爽やかな刺激が心地良い。動物性の脂っぽさは皆無で、植物由来の味と言う印象。うま味は単調だが必要十分で、香りは華やか。味や香りの要素が少ないものの、バランスが良く、物足りなさは感じない。
具は肉厚のキャベツがたくさん入っており、歯応えがリアル。大きな唐辛子の欠片を口に含むと激辛で、注意が必要。
国名 | 台湾 |
ジャンル | カップ汁なし麺 |
EANコード | 4 710088 832290 |
会社名 | 統一企業 |
製品名 | 統一麵 小時光麵館 青蔬椒麻麵 |
謳い文句 | 非油炸麺 |
調理方法 | 熱湯4.5分お湯切り |
質量 | 内容量107g |
熱量 | 443kcal (1855kJ) |
Na | 0.865g |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ)調味油、赤唐辛子 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 幅9mmで薄いヒラヒラ麺、両端が波打つ刀削麺風、ノンフライらしく緻密、湯戻り良 |
汁・ソース | 甘めの醤油基調、爽快な刺激、植物由来の味、香り華やか、シンプルだがバランス良 |
具・その他 | キャベツは歯応え明確、大きな唐辛子を口に含むと激辛、台湾製汁なし麺の新しい姿 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/02/02 |
賞味期限 | 2024/02/12 |
入手方法 | 2023/11/02 家楽福超市 (Taiwan) |
税込購入価格 | 59 TWD (≒274 JPY) |