No.7352はKarch、上士幌みそらーめん。同社は北海道河東郡上士幌町の会社。もの覚えのいい人は少し前に似たような製品が紹介されていた記憶があるかもしれない。
▲血の繋がりがある?しほろ牛だし黒味噌拉麺
実はNo.7332でat Local、しほろ牛出汁黒みそ拉麺という製品を紹介している。士幌町と上士幌町は南北に隣接しており、それぞれの製品の販売拠点である道の駅も10km程度しか離れていない。そしてどちらの製品も旭川の北海製麺が製造した味噌ラーメンであることが共通する。購入価格もほぼ一緒。作り方も湯量が少し違う程度でゆで時間や作る手順は一緒。これはもう兄弟製品だと見なしてもいいのではないか?まさかパッケージ違いで中身は一緒とか?
食べてみて、関係者のみなさんごめんなさい。しほろ牛だしとは全然違うキャラクターのスープが与えられていました。あちらが陰性とすればこちらは陽性(これは良い悪いの指標ではない)、それぞれ違う魅力がある。
今回の上士幌は大豆が発酵したことが感じ取れるような深い味噌味にすり潰したピーナッツやニンニク、生姜の香りが合わさって複雑な味わいになっている。ポークのうまみは潤沢だがしつこくない。開放的で包容力があるスープだ。厳しく鍛えた印象のしほろ牛だしとは対照的。とはいえ奥底では共通する部分もあるようにも感じられた。
一方で麺についてはどちらも極めて似ている印象を持った。どっしりと力強く、強いスープをきちんと支えている反面、ちょっと鈍さも感じる。しほろ牛だしの方が色が僅かに黄色いが、原材料名をみると今回の上士幌にはないVB2(着色料)が含まれるので妥当なところか。
いずれにせよ双方とも値段は高いが(税込約430円)魅力のある製品だと思った。帯広~士幌~上士幌辺りに行く機会があれば、両方買って食べ比べることをお勧めする。
麺は幅2.5mmで、角は落とされていて、スムーズな舌触り。表面に張りがある感じで重量感もあり、ブヨブヨせずにしっかりしている。反面硬めで少し鈍い印象もある。強く自己主張をする麺ではないが、土台をしっかりと支える印象。
スープは色は薄めでどろっとした舌触り。大豆が発酵したのが分かるような奥の深い香りが感じられる。ニンニクと生姜の匂いが強く、胡麻かピーナッツをすり潰したような乳状感があり。強い刺激はないものの、全体を囲むような包容力のある味。
強く主張するスープなのに圧迫感はなく、むしろ開放的。入れる具を選ばないだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 570035 580342 |
会社名 | Karch |
製品名 | 上士幌みそらーめん(製造は北海製麺) |
謳い文句 | わやウマい! 上士幌小麦のもちもち麺と、上士幌みそを使ったコクうまスープ! |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net150/麺90g |
熱量 | 505kcal (2114kJ) |
Na | ~g(食塩相当量7.9g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mm、角は落とされ優しい舌触り、表面に張りがあり重量感大、食感はやや鈍重 |
汁・ソース | 淡色でどろっとした舌触り、味噌の芳醇な香り、練り落花生とニンニクと生姜の香り |
具・その他 | 開放的で包容力がある味、具は選ばない、似た成立ちの7332しほろ牛出汁とは対照的 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2023/09/10 |
賞味期限 | 2023/10/23 |
入手方法 | 2023/07/02 道の駅かみしほろ |
税込購入価格 | 430 JPY |