No.7315 日清のどん兵衛 なめらか太そば+日清のどん兵衛のおいしいサクサク天ぷら

No.7315は日清食品、日清のどん兵衛 なめらか太そば+日清のどん兵衛のおいしいサクサク天ぷら。どん兵衛といいながらもカップではなく袋麺の形態を採るもの。グラフィックや色調もカップ版を踏襲する。カップでのブランドが先に確立していて、後から袋版が追加されるのは珍しいパターン(逆は多いけど)。姉妹品として袋のうどん(+油揚げ)も同時に発売されている。

別売のかき揚げ天と共に二食入で、今回試食の税込購入価格は天ぷら込みで一食当たり225円、う~ん、結構な高額製品になっちゃうな。おまけに製作の手間と鍋や丼を洗う手間が発生するし。試しに買ってみる人は多いだろうが、リピートの需要が果たしてあるのだろうか?

食べてみて、どん兵衛のイメージをきちんと踏襲した上で麺もスープも少し上質になっている。知らずに食べてこれはマルちゃん系かな?などと勘違いすることはないだろう。麺は鍋でゆでることでカップ版よりも高温で湯戻しできるので、底力とでもいうべきリアリティが増している。

だが、この程度の違いで価格や手間の増分が納得できるか?と問われれば否である。天ぷらは正直言ってカップ版との違いがよく判らなかった。今回の試食で、改めてカップ版がお買い得であることを再認識したよ・・・

と感覚的に思ったが、最近は即席麺の価格が高騰していることもあり現実をきちんと把握しておきたい。
・カップ版どん兵衛天ぷらそば:税抜希望小売価格236円(!)
・袋版どん兵衛天ぷらそば(二食入):同上354円
どん兵衛のおいしいサクサク天ぷら(二個入):同上200円
→ 袋版天ぷらそば一食当たり:(354+200)/2=277円

税抜希望小売価格での差額は41円か。アレンジのしやすさ、賞味期限の長さ、容積の少なさ等袋麺ならではのメリットに価値を見いだせれば、これもアリなのかなあ。

麺は幅2.5mmの扁平断面で、気泡感は無く緻密。しなやかだが重量感があり、スコンとした明快な歯応え。油で揚げた麺であることは意識させず、ノンフライ麺に対するハンディを感じない。余裕を感じる麺である。

スープは濁り感があり、口当りがとても柔らかい。味の方向性はカップのどん兵衛に近いが、緻密で解像度が高い印象。麺を湯切してスープは別途お湯で溶く方式を推奨している一方、簡易的な作り方として記されている麺を湯切せずにゆで汁でスープを溶く方式では少し雑味というかノイズが増えるように感じた。突出感が無く、醤油とダシのバランスが良い。辛い刺激はない。

別売りの天ぷらは具としてとても効果的だが、カップ版のどん兵衛と大差が無いように思った。なお天ぷらの製造は東日本明星。

国名 日本
ジャンル 袋そば
EANコード 4 902105 902141 (2p:114278)
(天ぷら4 902155 968376)
会社名 日清食品
製品名 日清のどん兵衛 なめらか太そば
(+日清のどん兵衛のおいしいサクサク天ぷら)
謳い文句 ゆでるからうまい! このどん兵衛麺が凄い どん兵衛よりうまい! コクと旨みのWだし 本鰹×宗田節
調理方法 ゆで3分分離調理/ゆで3分
質量 Net96/麺85g
(天ぷら16g)
熱量 428kcal (1792kJ)
(天ぷら98kcall(410kJ))
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量3.8+2.9g)
(天ぷら食塩相当量0.2g)
付属品 粉末スープ
ノンフライ麺 ×
湯切り 要/不要
幅2.5mmの扁平、揚げ麺だが気泡感はなく緻密、しなやかだが重量感大、歯応え明確
汁・ソース 濁り感があり口当たりが柔かい、味の方向性はカップ版と同じ、緻密で解像度が高い
具・その他 天ぷらはカップ版と同じに思える、全体の質感は良いが価格と手間を正当化できない
総合評価 ★★★3
試食日 2023/06/22
賞味期限 2023/11/18
(天ぷら2023/11/30)
入手方法 2023/04/25 ライフ
(天ぷら2023/06/08 ライフ)
税込購入価格 257 JPY / 2p
(天ぷら192 JPY / 2p)