No.7307はまるか食品、ペヤング 復刻ディアーヌードル しょうゆ味。2003年に登場した製品の復刻版で、今年の4月の発売。嗚呼!あの時の感激が二十年を経た今、遂に蘇えるのか!(涙)
と、喜びにうち震える人は、全人類中片手で数えられる程度しかいないのではないか。私は当時みそ味を食べているが、典型的な安価で簡素な製品という認識で、味で印象的な部分は無かった。
▲左から今回の品、元祖ディアーヌードル(2003年、みそ味)
の立体フタ、フタの裏面
当時のフタは紙ではなくPSシートの立体成型で、当時のペヤングヌードルと同形状の印刷違いである。しょうゆ味の場合ペヤングヌードルには昔も今も鶏肉と別添のスパイスが入っていたのが、ディアーヌードルでは省略されているのが廉価版としての相違点だね。
食べてみて、昭和の味だ。学生時代に戻ったような気分になる。麺もスープも具も軽くて安っぽいのだが、決して嫌な印象は受けなかった。生ラーメンに似せようとかみんなに凄いって言わせてやろう等の欲張った部分が無い。売価百円程度で提供できるのはココまでよ、という潔さがある。
麺は茶色く、醤油がまぶしてあるみたい。一方でかやくの袋には白い鶏ガラスープの粒々が入っており、この二つを合わせて味を作っている。結果的に古風だけどうま味は決してスカスカではなく、令和の時代にも取り合えず通用する程度の味になっている。
しかし食べた後もなぜ今、まるか食品がこの製品を復刻させたのか、その真意は判らないままだ。ペヤングヌードルは今も現行品として存在しているのだし。数打ちゃ当たるの怒涛の新製品ネタとして何も考えずに製品化したとか?
麺は幅2mmの扁平断面で、細くてボリューム感は弱い。でも輪郭は明確で、脆さとか頼りなさは感じない。麺に醤油の味付けがしてあり、揚げ物の香ばしさが漂う。さらさらと流れるように食べられる。
スープは透明感がある濃い色。深みはなく平板だが、口当たりがまろやかで、尖ったり粗い部分はない。昭和の即席麺を彷彿される、古風でシンプルな鶏ガラ醬味。僅かにごま油の香りと胡椒の刺激がある。
具は三枚の大きな玉子焼(20x16x4mm)の存在感が大きい。海老はとても小さいけれどもたくさん入っていて、有難味を感じる。ひどく貧相だという印象は受けなかった。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902885 009528 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヤング ディアーヌードル しょうゆ味 |
謳い文句 | 復刻 DEAR NOODLE Shoyu ショウユ味 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net85/麺86g |
熱量 | 378kcal (1583kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量4.5+0.8g) |
付属品 | 粉末スープ(かやく(かまぼこ・たまご・えび・ねぎ)入り) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの扁平断面、量感は弱い、輪郭は明確で脆さは感じない、香ばしい醤油の味付け |
汁・ソース | 透明感がある濃色、深みに欠け平板、口当たりはまろやか、古風で素朴な鶏ガラ醤油 |
具・その他 | 大きな卵焼きが三個、極小の海老が沢山、昭和時代に戻った気分、なぜ今復刻した? |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2023/06/09 |
賞味期限 | 2023/09/20 |
入手方法 | 2023/04/20 クリエイトSD |
税込購入価格 | 106 JPY |