No.7286は東洋水産、マルちゃん 芋煮うどん。東北限定販売で製造は酒悦。最近毎年八月頃にリニューアルを伴って発売され、半年足らずで消えてゆく製品。なので現在は購入できないが、きっと八月になれば新バージョンが発売されるのだろう。外装デザインは赤いきつね系の流れを汲むもの。
▲昔のマルちゃん芋煮うどん(宮城風、2014年)
マルちゃんは芋煮うどんに熱心で、十年ぐらい前には別系統のデザインの芋煮うどんを出しており、山形風(醤油味)と宮城風(味噌味)を選べるようになっていた。ターゲットとする顧客層が違うのか昔の製品は肉無しだったのに対し、今回を含む近年の品は肉が入っていることがが訴求点となるが、その分高い。
食べてみて、具の里芋と牛肉の存在感が印象的。加えて液体スープを採用していることもあり、いつもの赤いきつね系とは違う、スペシャルなおもてなしが感じられる製品になっている。
面白いのは五~六切れほど入っている里芋に、粘りっ気のあるトロトロと、やや粉っぽいザラザラの二種類の食感があることで、これはきっと子芋と親芋の違いだよね。見た目には同じに見えるけれど口に含むと結構印象が異なり、次にどちらが来るのかワクワクしながら楽しめた。恐らく製造工程では子芋親芋の選別などしていないだろうし、数的には小芋の方が多いだろうと想像するから、運次第では親芋には遭遇できないかもしれないが。
麺は幅5mmの扁平断面。気のせいかいつもの赤いきつねの麺よりももちもちしており、歯応えも優しいような気がする。スープが液体であることも関係しているのかもしれない。
スープは濃い色で透明感がある。甘めで醤油濃度が濃い感じである反面、カツオなど魚介系の香りは弱く感じる。液体なのでしっとりとして落ち着きがあり、赤いきつねのつゆより緻密で高級感がある。辛い刺激は無い。
里芋は長辺が三センチ近くで厚みもあり、存在感が高い。歯応えがサクサクとトロトロの二種類が混じっている。牛肉も味や香りがきちんと出ており効果的。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901990 372206 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 芋煮うどん (東北限定販売、製造は酒悦) |
謳い文句 | 東北限定 旨みのある牛肉入り 山形名物「芋煮」の味わい! |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net96/麺66g |
熱量 | 363kcal (1520kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.3+3.6g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(味付牛肉・さといも・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 5mmの幅広扁平断面、気のせいか?赤いきつねの麺よりももちもちして優しい歯応え |
汁・ソース | 透明感がある濃色、甘めで醤油濃度強し、魚介系の香りは弱め、液体らしくしっとり |
具・その他 | 里芋は二種類の食感、牛肉は味や香りが明確で有難味がある、いつもより高級がある |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2023/05/12 |
賞味期限 | 2023/06/03 |
入手方法 | 2023/01/13 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 160 JPY |