No.7194はベトナムのMasan Consumer、Kokomi Để Vương Vị Lẩu Tôm Hỏa Diệm Sơn。英訳するとShrimp Hot Pot Flavor、海老火鍋風味だね。女性の姿がドーンと載る即席麺パッケージは珍しい。
同社で最も著名な即席麺ブランドはOmachi。今回のKokomiは廉価版ブランドらしい。街中でもOmachiは目に付く場所で潤沢に売られているのに対しKokomiは少し探す必要があり、種類も少ない。
昨年末にベトナムへ行った調達品の紹介第一号。ベトナムの即席麺は文字の解読にえらく時間がかかり、あと60種も控えていると思うと少しブルーな気分。
食べてみて、元気が出る即席麺。ハッキリした味で、ベトナムの若いパワーとか成長する勢いが隠し味になっている・ような気がする。まあその分繊細さとか円熟・奥の深さなどといった要素は後回しになっているが。
今回の品の購入価格は3,700VND、日本円にして21円程度でベトナムの即席麺の中でも安い部類。なので正攻法の素材は使えずに誤魔化しのテクニックに走るのも止むを得ないだろう。それでもこの値段で液体+粉末スープに調味油まで付いており、粉末スープだけでは難しい湿っぽさが表現出来ているのは良い。
あくまでベトナム人向けの製品なので、日本の即席麺とは麺の食感やスープの旨味の出し方は大きく異なる。日本人の半分以上は好意的な印象を持てないだろうと思うが、それでも何かほとばしる情熱みたいなものは感じられるのではないか。言葉は判らないけれど、隣の人が楽しそうに大きな声で喋っているような感じ。(いつも抽象的な表現ですみません)
麺は幅2mmの細い角断面で、角は丸められており穏やかな口当たり。丼お湯入れ方式なので気泡感は強く、表面は硬めでスポンジーな弾力感がある。揚げ油の温度が高いような、強い香ばしさが漂ってくる。量は少なくちょっと物足りない。
スープは透明感がある琥珀色で、甘さと酸味と辛さがある。でもタイのトムヤム即席麺ほどの突き抜けた刺激はなく、日本人でも大丈夫だろう。うま味は人工的で、またとても強い。海老の香ばしさは控えめ。いくつかの突出する香りがあるものの、基本的には単調なので、具をたくさん入れたいところ。
国名 | ベトナム |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 936136 164144 |
会社名 | Masan Consumer |
製品名 | Kokomi Để Vương Vị Lẩu Tôm Hỏa Diệm Sơn / Shrimp Hot Pot Flavor |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分 |
質量 | Net75g |
熱量 | 338.1kcal (1416kJ) |
Na | ~g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2mmの細い角断面、穏やかな口当り、表面は硬めで気泡感大、スポンジーな弾力感 |
汁・ソース | 透明感がある琥珀色、甘さと酸味が強く辛さは程々で心地良い、旨味は人工的で強い |
具・その他 | 海老っぽさは控えめ、単調で強い味なので具を入れたい、安いが明快な意思がある味 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/12/21 |
賞味期限 | 2023/02/10 |
入手方法 | 2022/12/01 Big C (Vietnam) |
税込購入価格 | 3,700 VND (≒21 JPY) |