No.7177はまるか食品、ペヨング イカスミやきそば。6月に発売された製品で、製品の流れが激しいまるか食品の中にあって意外に長続きしている。
ペヨングは同社の金看板たるペヤングの廉価版という位置付けで麺の量が若干少なく(90g→80g)具や薬味も簡略化されている。だが味の方向性はペヤング路線をほぼ踏襲しており、プアマンズペヤングとでもいうべきもの。今まではペヤングが高級品という認識なんて微塵も持っていなかったが、弟分が出来たことにより相対的に格上げされたように見えてしまうな。
その貧民向けペヨングへ、イカスミというおサレなフレーバーを適用させるというアンバランスさが面白い。(なおペヤングにも過去イカスミ味は存在していた)
食べてみて、軽やかなカップ焼そばという印象。量が少なめで具もキャベツだけと割り切っているが、イカスミの香ばしさが貧相さを中和して感じさせない効果がある。また食べ慣れたウスターソースの酸味や香りがしないので、なんだかとても新鮮なのだ。
(ソース味の)ただのペヨングで感じた頼りなさや物足りなさを上手く回避しているなあと感じられ、独自の立ち位置を確保したように感じられた。安いからじゃあない、これがいいのだと胸を張って堂々とペヨングを食べられるぞ!
もちろん一回分の食事として見ると、もうちょい腹を膨らましたいとかショボくてもいいから肉が欲しいとかいろいろあるが、少食の人向けだとかおやつや夜食用途であればちょうどいいのだ。
麺は幅2mmの細い角断面で、気泡感があり軽めの食感。強く自己主張をするタイプではない。ソースのせいか?いつものペヤング以上に揚げ物の香ばしさが強いと感じた。これは安っぽいものの決して嫌ではない。
ソースは黒く、ウスターソースの酸味が無いので食べやすい反面手応えに欠ける。味や香りの手数は多く、退屈しない程度の刺激はある。うま味は十分でイカスミの香ばしい匂いは意外に抑制的だと感じた。遠くにイカスミのパスタソースが見えるようだ。安い香料を強烈に効かせたら嫌味に感じるだろうから、これは妥当な判断だと思う。具はキャベツだけしかなく、割り切っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902885 008187 |
会社名 | まるか食品 |
製品名 | ペヨング イカスミやきそば |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net103/麺80g |
熱量 | 467kcal (1955kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 液体ソース・かやく(キャベツ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅2mmで気泡感がある軽い食感、自己主張は弱い、普段以上に揚げた香ばしさが強い |
汁・ソース | 黒いソースにイカスミ風の香ばしさ、味や香りの手数は多いが酸味や辛い刺激は無い |
具・その他 | 具はキャベツだけ、ただのペヨングより新鮮で、ペヤングに対する貧相さを感じない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/11/12 |
賞味期限 | 2022/11/20 |
入手方法 | 2022/06/14 業務スーパー |
税込購入価格 | 106 JPY |