No.7165は日清食品、日清麺職人 担々麺。日清食品は1996年10月にノンフライのカップ麺「麺の達人」を発売。のちに袋版も加わり幅広い展開を行う。2000年9月にはノンフライ麺の「小麦麵職人」を出し、当時の私には位置付けが今一つ不明瞭だったが、たぶん達人の親戚かな?と思っていた。
▲2000年9月発売の「小麦麵職人」
そして2001年10月に「麺職人」を発売。普及版ノンフライカップ麺という印象で、達人の下に職人が在るのだと理解した。
▲2001年10月発売の初代「麺職人」
当時この領域ではマルちゃん麺づくりが確固たる地位を築いていたので、まさに麺づくりキラーとしての使命を託された製品だといえる。なお麺づくりは1992年6月の発売で、麺職人よりも9歳上の先輩にあたる。
食べてみて、しっとりとして優しく、かつ繊細な担々麺。派手な刺激やギラギラ・コッテリした押しの強さは無い。敢えて言えば女性的な印象を受けた(最近はこういう例えをすると怒られるかもしれないが、他にピッタリくる言葉が見つからなかった)。
実は次回No.7166で紹介するマルちゃん麺づくりの担担麺と今回の品は同時に食べ比べたのだが、この両者はかなり似ているなあと感じた。強いて言えば比較的しなやかな麺職人と骨太な麺づくり、という構図かな。
No.7156で紹介したマルちゃん麺づくり醤油の際も麺職人の醤油と同時に食べたのだが、この時は結構明確な差異があったので、醤油以上に味造りが分かれそうな担々麺(東洋水産は担担麺)なのに印象が近かったことが意外であった。即席麺は面白い。
麺は幅2mmで細く表面は滑らかで、縮れも殆どない。サラサラと流れるように食べられる繊細な食感である。ただノンフライらしく密度は高く、また粘りとしなやかさが十分に備わっていて、頼りなさは感じない。
スープは橙色に濁っており、そこへ赤いラー油が浮いている。辛さは程々で、うま味が強く出ている。しっとりとした口当たりで尖った部分は全然無い。麺と同様に優しい印象の担々スープで、その分力強さはやや控えめ。
具の挽肉は大きめだが沈殿しがちで、食べ終わる頃ににようやく発掘される。ゴマは細かく擦ってある。
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国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 262603 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清麺職人 担々麺 |
謳い文句 | 濃厚 昆布の旨みプラス!新ごちそうノンフライ麺 嬉しい全粒粉入り |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net/麺g |
熱量 | 356kcal (1491kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.2+3.8g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ(かやく(ごま・味付肉そぼろ・ねぎ)入り) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2mmで縮れは殆ど無い、密度は高く頼りなさは無し、サラサラ流れるような繊細さ |
汁・ソース | 濁った橙色に赤い油、辛さは程々で旨味は強い、優しい印象の反面、力強さは控えめ |
具・その他 | 挽肉は大きいが沈殿しがち、擦りゴマは細かい、麺もスープも優しくて繊細で女性的 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/10/21 |
賞味期限 | 2023/02/22 |
入手方法 | 2022/09/14 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 127 JPY |