No.7160はセコマ、豚丼味の焼そば。製造は東洋水産。もう25年ほど前の夏休み、北海道を車中泊しながら行き当たりばったりでウロウロしていて、たまたま入った帯広の辺りにある大衆食堂でたまたま頼んだのが豚丼の初体験だった。このときはまだこれが帯広の郷土料理だとは知らず、吉野家の牛丼の亜流かな?程度の気持ちで臨んだのだが、ジャブジャブしたつゆや玉ねぎは無く、単純に焼肉を丼へ載せたもので予想したものとは大違い。そして甘辛くコッテリした味付けに少々驚いたもの。
その豚丼がついに焼そばになった!さすがは北海道を基盤とするセコマだね~。25年前の驚きが今、蘇ってくるのだろうか?
食べてみて、帯広の豚丼との関連性がきちんと見える。単に甘辛くてコッテリしているだけではなく畜肉の臭みすら感じられる、良くも悪くもカップ焼そばとしては一歩踏み込んだ味のソースだと思った。この製品ならではの個性を持っている。
決して高級感は無くどちらかといえば下衆な味なのだが、それ故の安心感とか居心地の良さがここにはある。基本的にはかなりの濃い味なので必ずしも毎日食べたいとは思わないが、たま~に恋しくなることがありそうだ。そして、この味はもしかしたら安い日本酒とよく合うのではないか?と閃いた!いつかやってみたいな。
麺は幅2mmの細い角断面で、若干の気泡感があり、軽い食感。量は多いがあまり自己主張をしない、ソースを引き立てるための黒子的な麺である。
ソースはとても甘い醤油味。脂身の多い安い豚バラ肉をたっぷりの醤油と砂糖とともに焼き、フライパンに残った脂を麺にふりかけたような味である。獣っぽい癖のある焦げ臭さがあり、若干のしつこさを感じる。麺とは対照的に主張が強い味だ。もちろん一般の人を排除するような極端な味ではないものの、結構攻めている味だと思った。辛い刺激は無い。
具の肉はしっかりした味が付いていて有難味がある。キャベツも十分に存在感がある。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 985908 855890 |
会社名 | セコマ |
製品名 | 豚丼味の焼そば (製造は東洋水産) |
謳い文句 | 濃いめ!甘辛いソース ポークエキスでコク深い味わい!! 北海道の工場で作りました! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net120/麺90g |
熱量 | 540kcal (2261kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.7g) |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ・味付挽肉) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅2mmの細い角断面、気泡感がある軽い食感、大盛りだが自己主張は弱い黒子的な麺 |
汁・ソース | 甘辛い醤油味、豚の焦げたような脂臭さ、ややしつこく主張が強い味、辛い刺激無し |
具・その他 | 具の肉は濃い味が付いて存在感大、高級感は無いが帯広の豚丼を連想させる、個性的 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/10/10 |
賞味期限 | 2022/10/22 |
入手方法 | 2022/07/08 セイコーマート |
税込購入価格 | 140 JPY |