No.7159はヤマダイ、ニュータッチ チャーシューメン。1981年6月に登場した41年の歴史を誇る長寿製品。学生時代には頻繁にお世話になったものだが最近は随分とご無沙汰しており、今回の試食は13年ぶり。
▲大昔のチャーシューメンのラベル(厚紙)
当時のフタはシート成型樹脂製
製品名のロゴは基本的に同じものを使い続けているね
(横方向に拡大してあるが)
当時は焼豚が三枚で現在のものよりも厚かった気がする
上のNo.720は所有する最古のチャーシューメンの写真で、正確な製造時期は不明。しかしチャーシューメン登場時の1981年はまだヤマダイが大久保製麺という社名であり、左上のヤマダイ「Y」マークが付くのは1982年1月に社名変更した後のことで、右下のJANコードの表示が付くのはそこからまた暫く後のこと。一方で警告表示マークは付いておらず、ズバリ1980年台中盤~終盤頃の製造だと推測する。
(なんだか似たような文章を最近見たような気がするなあ・・・と思った人、それは気のせいです!ねぎらーめんとは違います)
食べてみて、長い歴史を持つ製品だが、平成を経て令和となる時代でも通用するきちんとした個性と存在感を持っている。ただ昔は三枚(当時)のチャーシューと液体スープ(当時から)によるプチ上級製品感を醸し出していたように記憶するが、現行品は庶民的なカップ麺という位置付けに下級移行したように思え、少しワクワク感が減ったかな?
まあ現在は上級製品として凄麺シリーズがあるので、このチャーシューメンがプレミアム市場を担う必要は無くなり、大衆路線に舵を切ることは必然だと思う。揚げ麺の香ばしい匂いを嗅ぎながら、昔よりも一枚減ったとはいえダブルチャーシューを享受することは、庶民のささやかな歓びである。
麺は幅2.5mmの中太角断面で厚みもあり、ふくよかな舌触り。若干の気泡感があるが軽々しい食感ではない。ただ時間によるダレには比較的敏感で、脆くなりやすい。なるべく早く食べ切るのがいいだろう。
スープは透明感がある濃い色で、かなり甘めの醤油味。液体スープらしく滑らかでしっとりして、安っぽさは感じない。一方でスパイスは強いチクチクした尖った刺激があり、甘さと両極端で、中抜け感がある。ポークのうま味は十分で、栄養成分表には含まれていないが昆布っぽいダシも感じる。脂っぽさは無い。
チャーシューは直径5cm強の大きくて薄いものが二枚入っており、これがこの製品の主役である。ネギも多い。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 012162 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ チャーシューメン |
謳い文句 | 変わらない、こだわりの美味しさ すっきり醤油味 SINCE 1981 うまさ引き立つスパイス付き 国内産豚肉チャーシュー |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net105/麺72g |
熱量 | 414kcal (1733kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.0+4.8g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(味付豚肉・ねぎ)、スパイス |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面で厚みがありふくよかな舌触り、少し気泡感があるが軽薄さは感じない |
汁・ソース | 透明感がある濃色、かなり甘い、液体の滑らかさ、旨味は強い、スパイスは鋭い刺激 |
具・その他 | φ5cm強で薄い焼豚二枚がこの製品の主役、長寿製品だが今でも個性と存在感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/10/08 |
賞味期限 | 2022/12/06 |
入手方法 | 2022/07/08 ヒーロー |
税込購入価格 | 117 JPY |