No.7145は日清食品、超無敵クラス ロゼクリームヌードル。前回KALDIのロゼラーメンと同様、韓国で流行りのロゼソースをベースとしたカップ麺。トマトが吹き出しで喋っている「맵다!」は辛い!という意味。
カップの隅に©NTVとの表示があり、これは日テレの超無敵クラスという番組とタイアップしているかららしいのだが、私はテレビを全然観ないのでこの辺の事情には疎くて何も言及できない。「SNS総フォロワー数1,000万人超の”最強10代”がハマる味」だそうで、私のような還暦近辺のオッサンはこの製品がターゲットとする層にはかすりもしない、遥か遠く離れた極北の地に居るようなものなのだろう。
食べてみて、同じロゼソースといってもKALDIロゼラーメンとは第一印象がかなり異なる。特に唐辛子の刺激が今回の日清の方が二~三ランクぐらい強烈で、不用意に食べると手痛いダメージを喰らう恐れがある。
製品名はKALDIが「ラーメン」、今回の日清が「ヌードル」なのだが食べた印象はこの逆であり、KALDIが薄くてヒラヒラしたヌードル的、日清は太めで存在感があるラーメン風。またKALDIがチーズとトマト、コチュジャンの香りが前面に出るのに対して日清は辛さと甘さとミルキーさが張り出している。
ということで表面的には対照的な二者ではあるが、根本的な部分で感じる賑やかというか騒がしさとか派手な華やかさという点は共通するようにも感じた。どちらも強く主張する味であり、独りでしっとり静かに味わう、なんていうのは似合わない。ロゼ味を長い風雪に耐え得る普遍性のある味とするにはもう一工夫要ると思う。
まあ、たぶん製品のターゲット層から外れた人間の言う戯言など製品の価値に何の意味も及ぼさないだろうし、あまり強い表現を使うと老害認定されるだけだろう。ズバリ若者向け。
麺は幅3mm弱の扁平断面で、KALDIのロゼラーメンよりも一回り太い。五分戻しなのである程度の重量感や存在感がある。角は丸く穏やかな舌触りで、ヌードルではなくラーメン寄りの食感。
スープはとろみがある濁った橙色で、KALDIよりも遥かに辛い。調味油によるしっとりとした重さのある刺激で、橙色をトマトの色だと思って油断すると危険である。また粉末っぽい乳臭さと甘味もかなり強く、不自然さを感じる程だ。
反面KALDIよりトマトや味噌の香りは弱く、またKALDIで特徴的だったチーズの匂いはしない。うま味は強く、繰返し食べたいとは感じなかった。全体として食事というよりはお菓子に近い味の構成だと思った。
そんな中で具の油揚げとキャベツだけは冷静で、派手な中にあって妙に現実感があったのが面白い。また謎肉も有難味を感じた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 902105 273852 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 超無敵クラス ロゼクリームヌードル |
謳い文句 | SNS総フォロワー数1,000超の”最強10代”がハマる味 大辛トマトクリームスープ 辛さレベル4 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net100/麺70g |
熱量 | 476kcal (1993kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.5+3.8g) |
付属品 | 調味油。粉末スープ、かやく(キャベツ・味付油揚げ・味付豚ミンチ・トマト加工品・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 太めの扁平麺、角は丸く優しい舌触り、意外にしっかり、ヌードルではなくラーメン |
汁・ソース | 濁りととろみ、重量感があり強い辛さ、甘みと乳臭さも強い、トマトや味噌味は程々 |
具・その他 | 謎肉は効果的、派手で華やかな味の中油揚げとキャベツは冷静、老人に連食はきつい |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2022/09/10 |
賞味期限 | 2023/01/15 |
入手方法 | 2022/08/05 セブンイレブン |
税込購入価格 | 245 JPY |