No.7144はキャメル珈琲、KALDI ロゼラーメン。製造は東洋水産系の酒悦。海外品でよくある硬質樹脂製のカップにハングル文字が書かれているのでてっきり輸入品かと思ったよ。
店頭で目立つピンク色のパッケージにROSEと書かれているので、薔薇かロゼワインの匂いがするのかと思ったが、ハングル文字(로제라면/ロゼラーメン)まで添えられて理解不能に陥った。判らなかったら食べろという私の行動原理に則り購入決定!
帰宅後に調べたら数年前から韓国で流行っているロゼソース(トマト・コチュジャン・唐辛子・クリーム等を混ぜたもの)がベースらしい。後日日清食品からも似たような製品だ出てきて驚いた(次回で紹介)。
食べてみて、賑やかで派手な味。辛さに酸味甘さと乳臭さが入り混じり、さらに舌触りがドロッとしているので寂しさとか物足りなさは全く感じない。しかしどことなく空しい宴とでもいうか、いろいろ足したらそりゃこうなるよな、という一歩引いた他人事のような気持ちになってしまうのだ。
長い風雪に耐え得る料理は、必然性のある素材の組合せが作り出す妙だと思うのだが、今回の製品に見えるのは何となくぶっこんでみましたという適当さで、1+1>2にするマジックは無いと感じた。
嫌な味や匂いがすることはなく、各要素の質感は必要十分に備わっている。なのでこれをとても美味しいと評する人を否定したりはしないが、ちょっと私には合わなかったなあ。まあ素性の判らないものに挑むと、たまにはこういうこともあるさ。
麺は幅2.5mmの薄い扁平断面で、ヒラヒラした舌触りのヌードル的食感。若干の気泡感があり、コシは弱くて歯応えは単調。
スープは濁りととろみがある。トマトとチーズの匂いが前に出ていて、コチュジャン風の味噌味が下支えをしている。唐辛子の辛さは控えめで中途半端。激辛には程遠く、やや期待外れだった。味や香りの要素は複雑で隙間が無い印象だが、深みはない。
具の玉ねぎは歯応えと香りで存在感が高い。肉は粉っぽいが、十分に有難味を感じる。大量のチーズは、食べる時には全て溶けていた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 515996 938529 |
会社名 | キャメル珈琲 |
製品名 | KALDI ロゼラーメン (東洋水産との共同開発/製造は酒悦) |
謳い文句 | トマトクリーム味のスープに唐辛子を加え、韓国風ロゼソース味のラーメンにしたよ! |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net79/麺55g |
熱量 | 359kcal (1503kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.6+2.4g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(味付挽肉・チーズ加工品・たまねぎ・トマト加工品)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mmの薄い扁平断面、ヒラヒラしたのヌードル的食感、気泡感がありコシは弱い |
汁・ソース | 濁りととろみ、トマトとチーズの匂いが強く、コチュジャン味が下支え、辛さは程々 |
具・その他 | 玉葱は存在感大、粉っぽい肉は効果的、全体的に賑やかだが落ち着かず浮ついた印象 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2022/09/08 |
賞味期限 | 2022/09/23 |
入手方法 | 2022/04/17 KALDI |
税込購入価格 | 199 JPY |