No.7130は山本製粉、懐かしの魚介豚骨醤油らーめん。五個パックが税抜137円という激安価格@業務スーパーで購入したもの。個装袋の印刷さえ省略したコストダウンの賜物だね。
▲個装袋は印刷を省略。いわて醤油と同じやり方。
単体でお湯の必要量とゆで時間が判るようにしてほしい
この価格ならば手持ちの肉や野菜、卵を入れても総額百円以下で一食分を賄うことは難しくないだろう。姉妹品の懐かしの激辛らーめんをNo.7024で紹介しており、また一般的な醤油・味噌・塩味も存在する。
▲ヤマダイ ニュータッチ「懐かしの」即席ラーメン
(2000年版)
「懐かしの」という語を使う製品は古くからヤマダイのカップ麺で存在する。ウチのDBを検索したらヤマダイ以外にもいくつかの実施例が出てきたので、これだけでは商標にはならないようだ。同様に「昔ながらの」も東洋水産以外での実施例が複数ある。
食べてみて、必要十分以上に満たされた感じが得られて好印象。貧相で痩せた感じが全然しないため、一個当たり税込30円以下だとはとても思えない。五個パックで税抜248円で売られていても納得するし、有名ブランドが付いていたら348円でも高いなあとは思わないだろう。
「魚介豚骨醤油」という製品名だが、各成分の強さも記載順通りに魚介が一番強く、豚骨が一歩引いて下支えして、醤油は香り付け程度の存在感。もちろん価格から想像できるように奥の深さや高級感、繊細さは期待するものではないし、粉末スープゆえの限界もあるのだが、割り切りとバランスが良く不満は感じない。
一個百円の有名ブランド袋麺を具無しの素で食べるよりも、今回の品に沢山の具を入れて合計百円にして食べる方が幸せになれる可能性が高いだろうと思う。貧民に向けて強く推薦。
麺は中太の角断面で、適度なふくよかさがある。反面すする際に少し粗い感覚があり、歯応えはやや鈍くて硬めの粘り感がある。昭和から平成初期を感じさせる古風な食感だが、特にそれが欠点だとは思わない。
スープは煮干しやカツオのような和風の乾燥した魚の匂いが強く出ている。少し安っぽい雑味を感じるが、豚骨ダシがこれをカバーしてくれて上手くまとめている。醤油の香りは弱い。うま味は強く、辛い刺激はない。凝縮率が高めの粉末スープなので繊細さは無く平板で潤いにも欠けるが、これはこれでいいじゃないかと思わせる強さを持っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 979397 000138(5p) |
会社名 | 山本製粉 |
製品名 | 懐かしの魚介豚骨醤油らーめん |
謳い文句 | 豚骨と魚介のWスープ 5食入 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net88/麺80g |
熱量 | 396kcal (1658kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量0.4+4.2g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、適度なふくよかさ、粗い舌触りで鈍めの粘り、古風だが欠点ではない |
汁・ソース | 煮干しや鰹の和風乾燥臭、魚の雑味を豚骨が消す、醤油の香りは弱い、辛い刺激無し |
具・その他 | 五個パック150円以下だが貧相な印象は全く無く中身に不足は無い、割り切りの良さ |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/08/09 |
賞味期限 | 2022/09/25 |
入手方法 | 2022/02/21 業務スーパー |
税込購入価格 | 148 JPY / 5p |