No.7071はエースコック、力うどん。越後の杵つき餅が入っている。1981年発売の長寿製品であるが、現在東海および北陸地方の限定販売。関東圏ではあまり見かける機会がないのと、麺と餅で炭水化物が被るのであまり積極的に食べようと思わなかったこともあり、私にとって19年ぶりとなる試食。
▲昔の力うどん(2003年版)
餅入りのカップうどんはカネボウフーズが1975年に出した「もち入りきつねうどん」が最初で、この形態の製品を今でも作り続けているのは今回のエースコックの他に東洋水産と大黒食品工業だけかな?昔はどん兵衛でもあったんだけどね。エースコックには餅入りの姉妹品として「もちもちラーメン」もある。
食べてみて、炭水化物でお腹がみっちりと満たされた気分になった。単なる大盛りのカップ麺とは異なる方策で、長時間持続する満腹感を得たい人にいいだろう。ただ全体的に単調な印象は否めないところで、正直なところ具に油揚げが入っていたおかげで何とか救われた気分になった。
この先何回か餅入りのカップ麺を紹介するのだが、今回の製品で使われた餅が一番ぶ厚くてボリューム感がある。食べてみても崩れにくいのが美点であるが、反面歯応えが人工的というか機械的に成型されたモノ感が強い。たぶんこの辺はあちらを立てればこちらが立たずの、難しいバランスがあるんだろうなあ。
麺は幅5mmの太い扁平断面。気泡感はあるがキメが細かく、油で揚げたうどん麺としては緻密な感じである。
スープは色が薄めでとてもマイルドな口当たり。昆布のダシが強く出ており、魚介系のうま味が下支えする。醤油の香りは控えめで甘く、西日本系の味付け。辛い刺激や尖った部分は無く、とても落ち着いた味のスープである。
餅は6cm角の厚さ8mmで、適度な歯応えもあり食べやすく、腹にしっかり溜まるような感じ。三角形の油揚げは薄くて小さいが、唯一のしっかり味が付いた具なので、とても重要な構成要素であると感じた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901071 215705 |
会社名 | エースコック |
製品名 | 力うどん |
謳い文句 | おかげさまで40周年 越後の杵つき餅 国産餅米100%使用 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net99/麺60g |
熱量 | 358kcal (1499kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.7+3.7g) |
付属品 | 粉末スープ(ねぎ入り)、もち。味付油揚げは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mmの扁平断面、気泡感はあるがキメが細かく揚げ麺のうどんとしては緻密な印象 |
汁・ソース | 薄い色、マイルドな口当り、昆布ダシが強く魚介ダシが下支え、醤油は薄く西日本風 |
具・その他 | 餅は6cm角の8mm厚、迫力はあるがやや人工的な食感、油揚げは効果的、腹持ちが良い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/04/16 |
賞味期限 | 2022/03/28 |
入手方法 | 2021/11/23 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 117 JPY |