No.7046は東洋水産、マルちゃん やきそば弁当 いつもよりちょっとQuick。現在北海道で限定販売されるやきそば弁当の、発売46周年記念として昨年9月に出た品で、湯戻し時間一分が特徴。新規購入はもう難しいだろう。関東圏で開催された北海道物産展で買ったものであり、税抜希望小売価格193円よりもだいぶ高かった。しょうがないか。
▲通常のやきそば弁当
(画像は東洋水産サイトより拝借)
しかし今回の品、発売46周年記念製品というのに通常のやきそば弁当と外観がソックリだ。私も当初売り場を素通りしてしまった程だし、ボンヤリしていたら間違えて買ってしまいそう。湯戻し時間の1分と3分では大違いで、Quickを3分戻しで作る悲劇が各地で発生しただろうと想像する。
食べてみて、やはり麺の軽さが一番特徴的。通常版との同時比較ではないのであまり断定的なことは言えないが、細くて気泡感がだいぶ増加しているように感じた。ガツンとした手応えは無い。また味付けは通常版と同傾向ながら、甘さが増して深みが減ったように思えた。
まあお目出度い期間限定品であるから面白さや目新しさがあればそれで十分だとも思うのだが、通常のやき弁を食べた場合と同じ効能を期待すると、ちょっと裏切られるかもしれない。一方で、細麺で大盛りの焼そばという点では珍しさや個性を見出せる。
なおやき弁の伝統に則り、戻し湯で溶く粉末スープが付いている。これ自体は通常版との相違は判らなかったが、なにせお湯を入れて一分でスープ用のコップに戻し湯を入れ、残った分は台所のシンクに捨て、フタを剥がしてソースを入れてかき混ぜる、というのは結構せわしない。ましてウチでは並行して動画の撮影も行っているので、手がもう二本ぐらい欲しいと思った。
麺は細い角断面で、表面はザラついて気泡感があり、軽い食感。細かなものがたくさん集まっているという印象。力強さや豪快さは無く、繊細で神経質な舌触りだが、これはこれで結構いいものだと感じた。
ソースは甘めで、液体ソースなのでしっとりした印象がある。油分が結構多く力強さがあり、麺の繊細さを補っている。華やかな香りや鋭い刺激は無く、強く自己主張する味ではない。奥の深さもいま一つ。
ふりかけはもう少しアオサの香ばしさと紅生姜の酸味が欲しい。キャベツは結構多い。また挽肉は大きくて味も濃く、結構有難味がある。スープは胡椒の刺激とネギの香りがする。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 901990 369619 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん やきそば弁当 いつもよりちょっとQuick |
謳い文句 | 期間限定 熱湯1分 中華スープ付 北海道限定 ありがとう、これからも 46周年 1975年8月発売 |
調理方法 | 熱湯1分お湯切り |
質量 | Net122/麺90g |
熱量 | 546kcal (2286kJ) |
Na | ~g(食塩相当量5.9g(スープ2.2g含む)) |
付属品 | 液体ソース、かやく(キャベツ・味付挽肉)、ふりかけ(アオサ・紅生姜)、粉末スープ(ねぎ入り) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 普通のやき弁よりも細い角断面で気泡感が強く軽い食感、力強さは無く繊細で神経質 |
汁・ソース | 液体らしくしっとり、甘めで平板、脂が麺の弱さを補う、スープは胡椒とネギの香り |
具・その他 | アオサの香りと紅生姜の酸味はもっと強く、湯戻し一分は製品の基本的性格を変える |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/03/02 |
賞味期限 | 2022/03/10 |
入手方法 | 2021/10/08 湘南FILL |
税込購入価格 | 251 JPY |