▲正式名称はベジタリアンのためのみそらーめん
No.7031は桜井食品、ベジタリアンのためのみそらーめん。岐阜県の会社で健康配慮型の製品を製造・販売する。動物・魚介由来成分、アルコール、化学調味料、着色料、香料、保存料不使用。
▲豆乳ピリ辛めんは税込302円。今回の品は162円
姉妹品でベジタリアンの豆乳ピリ辛めんをNo.6891で紹介しており、見た目は今回の品とソックリで文字を読まないと判別できない程なのだが、メーカのサイトに載っている税込価格を見ると、今回の品は162円なのに対し、豆乳ピリ辛は302円で倍近く違う。これじゃ姉妹品とは呼べないかな?大きな違いといえば、今回の品は粉末スープで豆乳ピリ辛は液体スープというところぐらい。麺の見た目は同じもののようだし、差額はスープの違いか?
食べてみて、攻撃性がとても弱い印象。これは姉妹品の豆乳ピリ辛を食べた時の感想と一致し、本シリーズの特徴だといえよう。とにかく圧迫感が無く、スープは飲むというより体に染み込んで浸透していくようであり、麺は腹に溜まってゆく気がしない。
なので次の仕事に備えて英気を養うとかエネルギーを補給するという用途には全く適さないが、身心が疲れていて刺激のあるものを極力体に入れたくない、体へ負担を掛けたくないという時にはちょうどいい。
姉妹品の豆乳ピリ辛を食べた際、この安らぎを得るための機能に302円を払う価値を認めるか?ちょっと微妙だなあと感じたが、162円の今回のみそらーめんでもほぼ同様な特質を持っていた。この値段だったら十分に存在価値がある。
このような攻撃性が弱く優しい味の即席麺を備えておくことは、とても調子が悪い時に最低限腹を膨らまし、生命活動を維持するための最終手段として重要だと思う。熱量は448kcalもあるし。
麺は中太の角断面で穏やかな口当たり。良くも悪くも重厚感が無い軽い食感で、麺の量は決して少なくはないものの、全然腹に溜まる気がしない。圧迫感の少ない食事をしたい時には好適だと思う。その一方で粘り感や小麦の香りなどラーメンらしさを表現する情緒的な部分は、あまり追い込まずにある程度の線で見切っている印象。
スープは大豆の粉っぽい濁り感がある味噌味。畜肉系材料や化学調味料を使わないためかハッタリとか誇張表現が全く無く、スムーズに体の中へ染み込んでゆく感じで、これはかなり珍しい体験である。スープ自体に脂っ気は殆ど無いが、油揚げ麺なので最低限の力感はある。
昆布や椎茸によるうま味は必要十分で、畜肉や魚介成分を使わないのに物足りなさは感じない。辛い刺激や強い香りは無いけれど、最後まで退屈せずに食べられた。コクやパンチなどの力強い要素はほぼ無いので、食べた~!という達成感は得難い。製品の特質を理解して食べるのが吉。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 960813 312959 |
会社名 | 桜井食品 |
製品名 | ベジタリアンのみそらーめん |
謳い文句 | 国内産小麦使用 動物・魚介由来成分・化学調味料・かんすい・着色料・香料・保存料不使用 |
調理方法 | ゆで2〜3分 |
質量 | Net98/麺90g |
熱量 | 448kcal (1876kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量0.6+2.5g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面で穏やかな口当り、重量感の無い軽い食感、香り等情緒は見切っている |
汁・ソース | 大豆の粉っぽい濁り感、誇張表現が全然無いが旨味は十分、刺激は無いが不足感無し |
具・その他 | 麺もスープも染み込んでゆく感じで体への攻撃性が弱い、心身が弱っている時に良い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/01/29 |
賞味期限 | 2022/02/02 |
入手方法 | 2021/11/02 Great Ramen Fighter様よりいただく |
税込購入価格 | (162 JPY) |