No.7029はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 鴨だしそば。つい最近までヤマダイでノンフライのカップ蕎麦は「手織里庵」ブランドだったのが、四~五年前から「凄麺」を名乗るようになり、手織里庵は現在そうめん専用ブランドとして存続している。なおウチのデータベースにはヤマダイでノンフライのカップうどんは登録されておらず、凄麺のうどんなんてのが発売されたら、私的には驚天動地の大ニュースとなるんだけどなあ。
実はNo.5836で「手織里庵 鴨汁そば」を食べており、こいつの焼き直しではないか?という疑いも持っていたのだが、鴨汁にあった七味唐辛子が消えた代りに今回の品は調味油が付いている。全く同じ品ではない模様。
※手織里庵には「ニュータッチ」が付かない
食べてみて、麺もつゆも具もみな真面目に作り込んであり、質感の高いカップそばである。迷ったらこれを喰え!損はさせない!と言えるほどだ。調味油のおかげで動物性の力強さもある程度は備わっている。
五年半前に食べたNo.5836「手織里庵 鴨汁そば」の記憶を繰り出すと、基本的な性格や具はほぼ一緒のもののように感じたが、今回の凄麺ほどの力強さは無かった代りに香辛料の繊細な刺激があったような気がした。まさに添付の小袋を替えた通りだね。
麺は2mm程の正方断面で縮れが無く、輪郭はハッキリしている。スパッと噛み切れる感じで重量感もあり、歯応えが明快。カップ蕎麦は生麺に近付けることを諦めたようなものが多いが、この製品はリアルな食感を目指しているように感じた。
スープは濁りは無いが色は濃く甘めで、醤油の香りが強く出ている。昆布や魚介系のうま味がガツンと効いている。透明感があり雑味は少ないが、複雑で重厚な味わいがある。調味油は獣臭い力感があり、物足りなさは感じない。
鶏の肉団子は指先程の大きさのが六個入っており、量は十分だし結構ジューシーで満足感を得られる。大きなネギは香りと歯応えで寄与する。麺やスープなど各要素とも決して豪華では無いが、質感が高く良いものを食べた気になれる。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 903088 015569 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 鴨だしそば |
謳い文句 | 美味しさ引き立つ香味油付き 油で揚げていない風味豊かな蕎麦 ふんわりとした鶏団子入り |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net117/麺60g |
熱量 | 337kcal (1411kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+5.1g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(鶏肉団子・ねぎ・かまぼこ)、香味油 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの正方断面で縮れ無し、輪郭は明確でスパッと噛み切れるリアル志向、重量感大 |
汁・ソース | 濃色で濁りなし、甘めで醤油の香りが強い、昆布や魚介系の旨味、動物性の脂の力感 |
具・その他 | 鶏肉団子は食感も量も十分、大きなネギも効果的、質感が高く真面目に作り込んだ品 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2022/01/25 |
賞味期限 | 2022/04/25 |
入手方法 | 2021/11/29 コーナン |
税込購入価格 | 213 JPY |