No.7026は東洋水産、マルちゃん 縦型ビッグ 塩ラーメン。2021年7月の発売。企画モノらしく短期間売切りのようで、もう流通はしていない様子。パッケージに描かれた幌馬車時計台の絵にピン!ときた人は北海道もしくは中部・東北の人かな?同社の袋麺の図案を引用したものだ。
▲袋の塩ラーメン。左が北海道版、右が東北信越静岡中京版
最近の写真が無いので東洋水産のサイトから拝借
マルちゃんの地域限定袋麺には北海道版(製造は小樽)と東北・信越・静岡・中京版があり、味も分けている(瞬間的に見分けるにはかなりの熟練を要する)。今回の品は北海道版をベースとしてカップ化したというのが売り口上だ、とはいっても発売地域は全国で、製造はグループ企業の酒悦(千葉)なんだけど。食べて北海道を旅した気分になれる、かな?
食べてみて、何となくモコモコしたような着ぶくれ感?がある。これは決して悪い意味ではない。反面鍛えたとか機敏という感じではなく、慣性を伴うというか時間遅れがあるような印象を持つ。う~ん表現が抽象的だな。
麺もスープも具も直接的ではなく、クッションを介したような感覚なのだ(これではもっと判らないか?)。これはこれで守られたような安心感がある。万全な防寒具を身に纏い、北海道の白い世界を彷徨う気分にちょっとだけ浸れるかもしれない。
ところで、ウチが袋の北海道版塩ラーメンを食べたのは十年以上前になるため曖昧な部分もあるが、トロッとした感じのスープやその香りには、意識して作り込んだ関連性があるように思えた。
麺は中太で厚みもある。表面に僅かなぬめりがある感じで、唇との摩擦が少なくツルツルと吸い込める。湯戻しが五分と長めで、その結果か縦型カップとしてはボリューム感がある。ただ重量感はあまりなく、ハリボテっぽい軽さも感じてしまう。
スープは濁り感のある淡い色で、少しトロッとしている。甘めでうま味がぶ厚くマイルドな口当たり。この辺は確かに袋の北海道版塩ラーメンとの関連性が少し感じられる。ゴマの香りも袋版と同様に出ている。尖った部分が無いが、混ぜ物が多そうである。
カップならではの具の部分としては、エビは小さいが香りは良く出ていて有難味がある。メンマは筋っぽい歯応えがあり、コーンはたくさん入っている。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901990 369121 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 縦型ビッグ 塩ラーメン |
謳い文句 | 北海道でご愛顧いただいている塩ラーメン(袋めん)をカップ麺で再現!東北・信越・静岡・中京でも販売されている「」、実は北海道とは味わいが少し異なります、おいしさなが〜いおつきあい!! |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net86/麺70g |
熱量 | 362kcal (1516kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+4.1g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(コーン・えび・メンマ・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太でふくよか、表面がぬめる感じで摩擦が少ない、重量感は軽めでハリボテっぽい |
汁・ソース | 濁り感がある淡い色、甘めで分厚い旨味、マイルドな口当り、袋版との関連性がある |
具・その他 | 小さなエビは香り良し、ゴマも香る、北海道だからか全体的に着膨れしたような感じ |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/01/19 |
賞味期限 | 2022/01/02 |
入手方法 | 2021/09/25 TRIAL |
税込購入価格 | 199 JPY |