No.7024は山本製粉、懐かしの激辛らーめん。ここは愛知県のローカル色溢れる即席麺製造会社である一方、海外への輸出事業を積極的に行っているようで、米・豪・東南アジアなどで即席麺を捜しまわる際に同社の製品と想定外の遭遇をすることが何度もあった。また販売者が現地企業で製造者名の記載が無いMade in Japanの即席麺で、形状や造り、装丁のデザインセンスからこれは多分山本製粉製臭いな、と思われる品を見掛けることもある。
▲実際の販売形態(五個パック)
見た目は5pで税込148円と思えない
今回の品は業務スーパーにて五個パック税込148円という日本の袋麺の最低価格帯で購入したもの。同社のサイトには製品情報が載っておらず、特定の販路に向けた限定製品なのかもしれない。
食べてみて、激辛というのはかなりの誇張表現だなと思ったが、心地良いを少し超える程度の唐辛子の刺激がある。辛さ以外はとてもアッサリしていて匿名的な味なのだが、食べていて最後まで退屈しない。麺も平凡なのだが、匂いの安っぽさや食感の頼りなさは感じられず、顕著な欠点は無い。
この内容ならば具無しの素で食べても一回分の食事として大きな不足感は無く十分に成立する。このことに価値があると判断し、一食当たり税込30円を切る格安製品ながらも総合評価は★2.5点を付けた。但しゆとりとかプラスαの部分は全然無いけれど。
麺は中太の角断面で、素直な食感。貧相な安っぽさはなく、また下手に生麺に近付けようとするハッタリも感じられない。安価な袋麺として備えるべきものはみな備えている。揚げ物の香ばしさがあり、脂っ気の全然無いスープを補うだけの力強さを与える。
スープは若干の透明感が残る醤油味で、実にアッサリしている。 醤油濃度は薄め。激辛という製品名はややオーバーに感じるが、辛い食べ物が苦手な人には要注意レベルの唐辛子の刺激がある。
牛肉ベースのうま味はやや単調というか人工的なのだが、嫌味は無く欠点だとは思わない。香辛料の手数も多く、退屈しない味である。まあ、この強めの辛さが無かったら一転してかなり退屈で平凡な味になってしまうだろうとも思うが。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 979397 102115(5p:101118) |
会社名 | 山本製粉 |
製品名 | 懐かしの激辛らーめん |
謳い文句 | 唐辛子のクセになる辛さ |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net88/麺80g |
熱量 | 406kcal (1700kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量0.2+3.8g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、質感は程々だが安物感が無い素直な食感、揚げ物の香りと力感がある |
汁・ソース | 少し透明感が残る、ピリ辛以上激辛以下の刺激、牛肉ダシで醤油濃度は薄くアッサリ |
具・その他 | 香辛料の手数は多く、安価ながら貧相さを感じず、具無しでも最後まで退屈しない味 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/01/16 |
賞味期限 | 2022/01/25 |
入手方法 | 2021/06/24 業務スーパー |
税込購入価格 | 148 JPY / 5p |