No.7008はロシアのДоширак / Doshirak、Ямми Говядина Вкус / Yammi Beef Taste。牛肉味。
▲韓国ヤクルト(Paldo)がロシアへ輸出していた頃のドシラク
(1999年。2004年から現地生産)
元々Doshirakは韓国ヤクルト(現Paldo)がロシア市場向けに製造したカップ麺(ペヤングやきそば似の長方形容器を使う汁ありのラーメン)の名称。これが大ヒットして現地生産を行うために建てた会社がこの名を冠することとなった。Doshirakという名は韓国語で弁当(도시락)の意味がある。Яммиのアルファベット表記はYammiになっているが、語源はYummyかな?
▲調理方法「戦闘員を毛皮のコートに入れます」
極寒のロシアらしく納得してしまう?
今回の品も画像翻訳ソフトが大活躍。もうこれ無しではやっていけない。
食べてみて、日本の袋麺とは麺もスープもかなり異なるもので、私はとても面白いと思うが受け容れられない人も多いだろう。特に麺は日本のラーメンを基準として比べると脆さと油臭さが気になりそうだ。でも気分を極寒の地シベリアとかツンドラに切り替えて命を繋ぐための食べ物として考えると、それなりの必然性があるものに思えてくる。
麺は細く、表面はザラザラして気泡感がある。食感は少々頼りなく、舌触りには脆さを感じ、日本のラーメンではなく洋風のヌードル的な麺だと思った。日本の即席麺には無いような油の匂いが漂ってくる。ただそのためもあって意外に力感が備わっている。
スープは透明感がある琥珀色でサッパリしている。甘めで、また唐辛子のチクチクする刺激がある。牛肉っぽい香りは控えめ。うま味は人工的だが嫌味は無い。調味油のせいか結構しっとり感も備わっている。少量だが具としてワカメが入っておりほのかに磯の香りが漂う。大豆蛋白質の粒々もたくさん入っているがこれは味気無い。
全般的に日本離れした異国情緒を感じる製品である。麺に少し癖がある反面スープは頑張っている印象で、こういう味も場合によってはアリだなあと思った。瞳を閉じれば極寒のシベリアの風景が浮かんでくる、かもしれない。
国名 | ロシア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 607065 580889 |
会社名 | Доширак / Doshirak |
製品名 | Ямми Говядина Вкус / Yammi Beef Taste |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3〜4分 |
質量 | Net80g |
熱量 | 324kcal (1357kJ) |
Na | ~g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(わかめ・大豆蛋白質・人参・ねぎ)、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細く気泡感があり表面はザラつく、歯応えは脆くヌードル的、日本製に無い油の匂い |
汁・ソース | 琥珀色、甘めでサッパリ、唐辛子の刺激、牛肉の匂いは弱い、調味油の効能で潤い感 |
具・その他 | わかめで磯の香り、大豆蛋白質の粒がたくさん、日本には無い味で面白いが人を選ぶ |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/12/11 |
賞味期限 | 2022/02/11 |
入手方法 | 2021/10/17 Trolley Robakun駐在員様よりいただく |
税込購入価格 | (22 KGS ≒ 30 JPY) |