No.7006は東洋水産、マルちゃん 赤いきつねうどん 関西。緑のきつねと同様赤いきつねでも北海道・東・関西・西の四種類が存在し、地域別に売り分けている。私のような関東圏在住者にとって東版以外の入手はなかなか難しい。No.6996では姉妹品の緑のたぬき関西版を紹介している。
赤いきつねや緑のたぬきが東西で味を分けていることは、確かな記録は無いが昭和の頃から知っており、いつか同時に食べ比べてみたいと思っていた。そして1998年に本i-ramen.netの前身となるサイトで比較試食記を公開。まだインターネット創世期であったにもかかわらず結構大きなな反響があったもの。当時は情報が何も無かったんだよ。更に北海道版や関西版に分岐したのは2000年以降のこと。
▲左の関西版と右の東版は写真の色が微妙に異なる
(お手柄大発見!現物を並べて初めて気付いた)
ちなみにフタのグラフィックは上の写真で左の関西版に「関西限定」と書かれている(及びJANコード部)だけでその他の部分は調理例写真を含め全く同じであr・・・と思ったが、二つを並べて見比べてみると、写真は僅かに異なっていることに気が付いた!写真そのものは同じ原版のようだが、トリミングが微妙~に違うことと色調が関西版は薄く、東版は濃くなっている。これは後述する味の印象とも合致する。(見返したら緑のたぬきでも同様の違いがあった)
▲左が関西版(製造は兵庫)、右が東版(群馬)
栄養成分値は塩分がかなり異なる
食べてみて、剛の東版に対して柔の関西版という関係性は緑のたぬきと同じ構図。しかし相違点は緑のたぬきの場合と若干異なるように思えた。緑のたぬきで感じた関西版の塩辛さや東版の醤油の濃い感じはここにはなく、個人的に緑のたぬきは東版が好みだと思っているが赤いきつねは甲乙付け難い。麺と具については違いが判らなかった(どん兵衛は東と西で油揚げの味付けが違うと認識しているのだが)。
▲左が関西版、右が東版。小袋の色が少し違う
麺は幅5mm程の扁平でボリューム感が大きい。あまり重たい感じがする麺ではないが、揚げ麺の割にはしっとりとしている。
スープは結構甘めで優しい味。東版はこれよりも硬質でしっかりした手応えがあり、醤油濃度はどちらも薄め。この赤いきつねは、緑のたぬきにおける関西版と東版の違いよりも差が小さく、また違う点も異なるように感じた。緑のたぬきの関西版で感じた塩辛さや、東版の醤油の存在感は、赤いきつねではあまり目立たない。
▲左が関西版、右が東版。フタの調理例写真通りつゆの色が違う
大きな油揚げは膨潤後でおおよそ10×8センチ。甘くジューシーで迫力がある。具と麺は東版と同じように感じた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901990 360920 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 赤いきつねうどん 関西 |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net96/麺74g |
熱量 | 432kcal (1809kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+3.4g) |
付属品 | 粉末スープ、七味唐辛子。かやく(味付油揚げ・卵・かまぼこ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mm程の扁平でボリューム感が大、軽めの食感だが揚げ麺の割にしっとりしている |
汁・ソース | 甘めで東版よりも優しい、醤油濃度は双方薄め、緑のたぬき関西の塩辛さは感じない |
具・その他 | 油揚げは10x8cmで甘くジューシー、東版と違いは判らない、東と関西で甲乙付け難い |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/12/08 |
賞味期限 | 2021/12/08 |
入手方法 | 2021/07/09 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 149 JPY |