No.6996は東洋水産、マルちゃん 緑のたぬき天そば 関西。緑のたぬきと赤いきつねのレギュラー版は北海道・東・関西・西の四種類が存在する。この辺の事情はライバルたる日清どん兵衛も似たようなもの(関西という括りが無い代わりに東版に液体つゆという選択肢がある)。狭い国内で細かく味を作り分けているのはさすが日本人だと思うのと同時にそれだけ競争が熾烈なのだろうなあと推測する。海外の即席麺で地域毎に味を分けるなんて話は聞いたことがないよ。
▲左が関西版、右が東版。
調理例写真は同じものを使いまわしている
行きつけのスーパーで関西フェアを催していたので赤いきつねの西版(No.7006で紹介予定)と共に購入。今回の試食は食べ慣れた東版と同時に食べ比べながら行なった。
▲左が関西版(製造は佐賀)、右が東版(群馬)
栄養成分値は微妙に異なる
食べてみて、スープは関西版と東版とでかなり異なると思った。関西版は東版と比べて醤油濃度が薄い代わりに塩分が増え、鰹よりも昆布だしが優勢になっていると感じる。一方で麺と具については双方の違いが判らなかった。
関東育ちの私にとっては東版のほうがガツンとくる力強い手応えがあって好ましいと思ったが、きっと関西の人なら懐に入り込むような親しみやすさを感じる関西版を好む人が多いのだろう。
ちなみに私は旅先で北海道版と西版も食べた経験がある(試食記は書いていない)が、北海道版は昆布醤油のような力強さが、西版は関西版以上に甘さが強調されていた記憶がある。但し食べた時期がバラバラなのであまり自信の持てない印象であり、いつか四種類の同時比較をしなけりゃならんかなあ・・・
▲左が関西版、右が東版。小袋の色が少し違う
麺は細めの角断面で軽い食感。生っぽいリアルさは皆無だが、カップそばとして完成された麺だと思う。また、食べ慣れた東版と同じもののように感じた。
スープは東版と比べ醤油濃度が薄くなり、代りに塩分と昆布っぽいうま味が濃くなっている。結構明確な差であり、同時比較でなくても多くの人が判るだろう。私は東版の方が力強さを感じて好ましいと思った。かき揚げ天ぷらも東版と関西の差は判らなかった。海老の香ばしさが効果的。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 901990 360968 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 緑のたぬき天そば 関西 |
謳い文句 | 関西限定 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net101/麺72g |
熱量 | 479kcal (2005kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+4.0g) |
付属品 | 粉末スープ(ネギ入り)、小えび天ぷら、七味唐辛子。かまぼこは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面で軽い食感、これぞカップ蕎麦という安心の麺、東版と同じだと感じた |
汁・ソース | 東版より醤油濃度と鰹だしが薄く、塩分と昆布だしが強くなる、別々に食べても判る |
具・その他 | かき揚げ天は東版と同じでエビが香ばしい、東版の方が力強さが感じられて私の好み |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/11/18 |
賞味期限 | 2021/12/03 |
入手方法 | 2021/07/03 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 149 JPY |