No.6983はみうら食品、鳥中華 和風そばつゆ味。山形の会社で野川商事グループの一員である。今回の鳥中華をはじめとして、最近みうら食品の製品をあちこちで見掛けるようになってきた。同社サイトでは昨年春に生産量を超える受注があったとのニュースが載っていたりして、ローカルな即席麺会社が元気良く成長してゆくのは素晴らしいことだね!
▲千万両 山形そば屋の中華
醤油味(2001年)、みそ味(2004年)
この会社に関して、ウチではだいぶ前に「千万両 山形そば屋の中華(醤油味/みそ味)」という製品の紹介をしている。現在は「極旨そば屋の中華」という名に変わりパッケージデザインも刷新されている(醤油味のみ、JANコードは別物)。そして今回の品にも小さく「そば屋の中華」と添えられている。
食べてみて、「そば屋の中華」というキャッチコピーが製品の性格を的確に表現している。そばつゆに鶏の脂とうま味を足したようなスープ、麺はラーメンのようであってもどことなく和風麺のうどんに近い印象。これらがバランス良く調和しており、適度な重厚感も備わっている。
以前食べた千万両 山形そば屋の中華は醤油味・みそ味共にややまとまりの悪さというか熟成不足を感じ、当時の試食記には「調理したラーメンと自分との間に距離を感じる」などとあまり好ましい印象を受けていない記述がある。それと比べると今回の品はだいぶ進歩して、多くの人に受け容れられるものになった思う。
麺は棒状ラーメンとしては太めの扁平形状。表面は滑らかで、ツルツルした舌触り。密度が高そうな重量感がある。色が黄色がかっている割にラーメンっぽい香りは弱く、乾麺のうどんに近い印象を受けた(蕎麦以上に)。
スープは透明感がある濃い茶色で、口にした印象もカツオや昆布だしの効いた蕎麦つゆに似ている。鶏のうまみや脂っぽさは抑制的で、和風だしとは競合せずにうまく調和している。それでいて動物性の力感十分に感じられた。
具は鶏肉の他、蒲鉾とかほうれん草など和風のものが合いそうだと感じた。薬味としてネギの他に七味唐辛子も似合うと思う。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 978977 500648 |
会社名 | みうら食品 |
製品名 | 鳥中華 和風そばつゆ味 |
謳い文句 | 仙台 そば屋の中華 そば屋さんのそばつゆをベースにした鶏味の和風中華そばが楽しめます。(二人前) |
調理方法 | ゆで5.5分分離調理 |
質量 | Net260/麺180g |
熱量 | 372kcal (1557kJ) |
Na | ~g(食塩相当量8.2g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○(棒状麺) |
湯切り | 要 |
麺 | 棒状麺として太めの扁平、表面は滑らかでツルツル、重量感大、乾麺のうどんみたい |
汁・ソース | 透明感がある濃い茶色、鰹や昆布ダシの蕎麦つゆみたい、鶏の旨みや脂とうまく調和 |
具・その他 | 十分な力感がある、具や薬味は和風麺のものが似合う、そば屋の中華という名は的確 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/10/26 |
賞味期限 | 2021/11/30 |
入手方法 | 2021/01/29 さいか屋 |
税込購入価格 | 257 JPY |