No.6979はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 千葉竹岡式らーめん。竹岡式とは千葉県富津市竹岡(地名)が発祥の醤油ラーメン。千葉三大ラーメンの一つといわれる、らしい。
▲(非凄麺の)竹岡式らーめん(2015年)
デザインの構図も今回のと似ている。共に梅之家店主推奨。
この製品は数年前に食べた覚えがあり、店頭で見掛けても購入の対象外として素通りしていた。しかし先日試食計画を立てるためヤマダイの試食済リストを見直していたところ、過去No.5559で食べた竹岡式らーめんは(ノンフライの凄麺ではない)揚げ麺であることが判明。そういえば「非」凄麺なのにパッケージとレトルトの具と価格(税込225円)が妙に立派だった記憶がおぼろげながら蘇ってきた。
食べてみて、カップ麺に求められる様々な要素を満遍なく満たす総花的な造りではなく、いくつかの限られた要素だけを抜粋して鍛え上げたような印象。あれもこれも、なんでもありまっせ!の製品ではない。
千葉三大といわれるだけあって、こってりした醤油味のスープが野太い存在感。レトルトの肉とメンマは質感良し、麺はいつもの凄麺品質、と骨格はしっかり。しかしそれ以外に何があったっけなあ?と思ってしまった。装飾とか華に欠ける印象がある。
麺は五分戻しの割には細い角断面。いつもの凄麺以上に密度が高く、小麦粉がみっちり詰まっているような印象。輪郭は明確で粒立ちが良い麺である。反面、凄麺には珍しく湯戻りの悪い箇所があった。待ち時間の途中で一旦攪拌する方がいいかもしれない。
スープは黒く濃く、濁り感は弱い。甘めでこってりした醤油味と玉ねぎの香りだけに全力投球したような感じである。畜肉系のうま味が強いものの、喉越しは自然。唇がギトギトするが、脂っぽくはない。全体的に遊びの少ない味である。
レトルトの豚肉とメンマは小さいけれど、食感はジューシーでしっとりしておりとても良い。玉ねぎは乾燥の割にはシャープな香りがするし、大きめなので歯応えもある。
質感の良い製品で、あれこれと欲張らずに必要な項目だけを集中的に鍛え上げた印象を受けた。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 013442 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 千葉竹岡式らーめん |
謳い文句 | きざみ玉ねぎと醤油ダレの旨味!竹岡式ラーメン梅乃屋店主推奨(2011年より) |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net117/麺60g |
熱量 | 302kcal (1264kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.5+5.1g) |
付属品 | 液体スープ、レトルト調理品(味付豚肉・メンマ)、かやく(タマネギ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 五分戻しだが細い角断面、密度が高く粒立ち良、鍛えた感じ、湯戻りの悪い箇所あり |
汁・ソース | 黒く透明感がある、甘めでこってりした醤油だれと玉ねぎの香りだけに注力した印象 |
具・その他 | 肉とメンマは小さいがしっとりして質感良し、八方美人ではなく必要な点にのみ注力 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/10/17 |
賞味期限 | 2021/12/14 |
入手方法 | 2021/09/25 TRIAL |
税込購入価格 | 199 JPY |