No.6978はだるま食品、水戸納豆ラーメン みそ味。茨城の会社であり、No.6968で姉妹品のしょうゆ味を紹介している。みんな大豆から出来たものとはいえ、しょうゆとみそでは後者の方が納豆との親和性が高そうな気がするな。(あくまで気がするという程度だけど)
だるま食品は1948年の創業(当時は高野商店)で、Webサイトを見ると納豆だけでも27種類を取りそろえる他、納豆加工品としてラーメン以外に納豆カレー、納豆ふりかけ、スナック、チョコ、チーズなどいろいろな製品に手を出している。必ずしも美味しそうとは思えないものもあるが、納豆一筋73年で徹底している姿勢は敬意を払うべきものだろう。
食べてみて、事前の予想通り納豆とスープの相性については姉妹品のしょうゆ味よりも今回のみそ味の方がしっくりくるように感じられた。麺とスープは(どこからか購入しているのではと思っているのだが、)堅実で安定感がある。そこへ細かな乾燥納豆が自由奔放に割り込んで遊んでいるような感じ。納豆臭は控えめ。
ただ(しょうゆ味も同様なのだが)残念なのは乾燥納豆をスープに溶いた際のぬめり感が少々人工的。普通の納豆を混ぜて混ぜて練って練ってかき回してかき回して出来た、長く糸を引くネバネバとは別物である。一旦乾燥させたものを再現させるのは難しいのだろうと思うが、あのネバネバがあったらもっといいのに。
麺は細い角断面で、この手の麺としては短いゆで三分+湯切り。引き締まった感じで輪郭は明確。麺そのものは個装袋の印字から見て姉妹品のしょうゆ味のものと同じようだ。粒立ちが良く自己主張の強い麺なので、細いながらも強い味噌味のスープに決して負けていない。
スープはドロッとした濁り感とヌルっとしたぬめりが同居する。納豆の粘りとは違い、人工的で少々薬っぽい不自然さがある。味噌味は大豆の香りが強く、これが納豆とは親和性が良いようで、大豆の匂いが好きな人には堪らないだろう。健康にも良さそうだし。
畜肉系のうま味も十分に出ている。液体らしく喉越しは自然で、辛い刺激はない。重心が低くて安定感のある味であり、具もどっしりとした存在感のあるものを入れたい。白胡麻が入っており、プチプチした歯応えと香りで意外に存在感がある。
国名 | 日本 |
ジャンル | 箱ラーメン |
EANコード | 4 950114 630968 |
会社名 | だるま食品 |
製品名 | 水戸納豆ラーメン みそ味 |
謳い文句 | 旨さやみつき本格派!! だるま納豆 低温熟成ノンフライ麺 (二人前) |
調理方法 | ゆで3分分離調理 |
質量 | Net252/麺160g |
熱量 | 464kcal (1943kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 液体スープ、納豆粉末 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 細い角断面で輪郭が明確、粒立ちが良く自己主張が強く濃い味噌味スープに負けない |
汁・ソース | ぬめりのある舌触りはやや人工的で納豆のネバネバとは違う、旨味は強く喉越し自然 |
具・その他 | 味噌味スープと納豆は醤油よりも相性が良い、辛い刺激無し、白胡麻の香りと歯応え |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/10/15 |
賞味期限 | 2021/11/20 |
入手方法 | 2021/08/21 Nao-chan特派員様よりいただく |
税込購入価格 |