No.6951は徳島製粉、金ちゃん徳島ラーメン。1999年11月登場の製品で、ウチでは2000年のNo.1787で初めて紹介している。
▲左が2000年版(少し色褪せた)、右が2021年版
今日のBlogの文章を書くためこの21年前のパッケージを引き出してみたら、表も裏も現在と殆ど変わりがないことに驚いた。調理例写真すら同じものを継続して使っているよ。強いて言えば右上の「本場の味!登録商標」が消えている程度。所有する2008年版にはまだ残っていたのになあ。徳島製粉は他にも金ちゃんラーメンや金ちゃんヌードル等でも発売当初からのデザインを頑に守り通しており、変わらぬことによる信頼感が築かれていると思う。まあ保守的とか手抜きだともいえるが。
食べてみて、あくまで個人的な感想ではあるが、何故か前向きで楽しく明るい気分になれる製品である。人に例えるならば容姿や学歴等は関係なく、ただ気の合う人という感じ。飲み仲間かな?なのでこの製品の味や香りは無条件で受け容れる。
本来試食記を書く際は、素の状態を推測出来ないほどに味が激変してしまうことを避けるため生卵を入れることは厳禁としているのだが、今回は徳島ラーメンの流儀に則って生卵を入れて試食した。するってぃとどうだ!ドンピシャで合ってやがる。この製品は生卵を入れることを前提として作られてあることを確認した。
麺はやや細めの角断面で輪郭はハッキリしており、歯応えやコシも明確。コシや香りが生麺みたいだとか豪華絢爛、などといった価値観は全然無いけれども、徳島製粉の麺は材料や揚げ油の質が良い印象があり、食べても安っぽさが無く真面目で堅実な麺だという感じを受ける。
スープは濁り感がある豚骨醤油味で甘め。突出感が無くこなれた味という印象。僅かに胡椒の刺激がある。粉末スープのみのハンディは特に感じられず、うま味や香りは必要十分に出ており隙間の無い味。作り物っぽさが少なくバランスが良い。
No.6868で同社カップ版の徳島ラーメンを試食しているが、スープはとても良く似た印象(この時の試食は生卵無し)。でも麺は今回の袋版の方がより大らかで緻密な感じであり、具の有無を差し引いても袋版の方がより良いと感じた。
前述の通り今回生卵を入れて試食したが、とても良く調和する。というか生卵が無いとスッキリしすぎて物足りなく、入れないと成立しないような味造りをしてあると思われる。(今回は調達できなかったけれども、)本来ならばここに甘辛く煮付けた豚バラ肉を入れるべきなのだろう。気負いは少ないけれども満たされた感じを得られる製品。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 904760 015044 |
会社名 | 徳島製粉 |
製品名 | 金ちゃん徳島ラーメン |
謳い文句 | こくしょうゆ味 スープ付 何回食べてもうまいんじょ! |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net106/麺95g |
熱量 | 475kcal (1989kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.3+4.1g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面で輪郭はハッキリ、歯応えやコシも明確、材料が良いのか安っぽくない |
汁・ソース | 濁り感がある豚骨醤油、甘めでこなれた味、胡椒の刺激、旨味や香りのバランスが良 |
具・その他 | 生卵がとても良く合う、これが無いと寂しいほど、食べると何故か気分が明るくなる |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/08/21 |
賞味期限 | 2021/08/21 |
入手方法 | 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 |