No.6944は純正食品マルシマ、尾道まぜ麺。広島の会社で、製造は埼玉の高橋製麺。最近ウチでは(今回を含め)ここの全製品を三種類紹介しているのだが、同社のWebサイトを確認したら現在は全てパッケージが横長から縦長のものへと変更されていた。だが栄養成分等のスペックを見比べてみると全く同一であり、中身は変わっていないように思われる。
▲現在の尾道まぜ麺、縦長パッケージ
(純正食品マルシマのサイトより拝借)
これは売場の面積が狭くとも三種類を陳列するための工夫かな?などと勝手に邪推する。空き袋を測ると大体14✕19cmの長方形。なので横長を縦長に変更すれば三種類を並べた際に約15cmを捻出できる筈。取出しのため高さ方向は余裕があるだろうし。
食べてみて、きちんとした手応えがある汁なし麺。本来は動物由来成分を使わないなど健康志向の製品なのだが、粗い部分は無くうま味や香りは適度な華やかさがあり、健康食品ということを意識することはほぼ無い。
ただ湯切りをしてタレと絡める汁なし麺なので、同社の汁あり他製品と比べると麺そのものへの負担というか重要性が増し、無かん水の揚げ麺には少々荷が重いというか、ネガティブな面が露呈するかな、とも感じた。
麺は中太の角断面で、量は結構多い。同社の他製品と同様に揚げ麺としては丁寧で質感が高い印象。ただ今回の場合は汁なし麺なので、麺そのものの香りや質感をスープという仲介物を排して直接的に舌や鼻が感じることとなり、汁ありの時は特に問題だとは思わなかった麺の粘りや重量感の欠如、無かん水麺特有の匂い、全体的な押しの弱さを感じてしまった。というか無かん水揚げ麺の限界がこの辺にあるのかもしれない。
タレはざ若干のらつき感がある。味噌と醤油の香りの強い汁なし担々麺という感じで、和風と中華が混ざったような印象。ニンニクの匂いが強くて心地よい一方で、唐辛子の辛さは程々。動物性材料は不使用だがうま味は十分で自然、深みも感じられる。もの足りなさは感じない。
駒かい挽肉のような大豆蛋白質が入っており、これが意外に効果的。言われなければ肉だと信じて疑わないだろう。調理例写真のようにネギなど揮発性の香りがする薬味を追加するととても良く合いそうである。
本製品のコンセプトからは外れるだろうが、このタレにノンフライでかん水入りのしっかりした中華麺を合わせたら、新しい世界が生まれる気がする。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 4 906657 272851 |
会社名 | 純正食品マルシマ |
製品名 | 尾道まぜ麺 (製造は高橋製麺) |
謳い文句 | 尾道産ジャンボにんにく使用 タレは動物性原材料ゼロ!!こってりピリ辛!「大豆そぼろ」じゃけえ食べ応えがあるのにぶちヘルシー!! |
調理方法 | ゆで3分お湯切り |
質量 | Net130/麺90g |
熱量 | 513kcal (2148kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量g1.1+3.3) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要(軽く湯切り) |
麺 | 中太の角断面、汁無し麺のため粘りや押しの弱さ、無かん水麺らしい匂いが気になる |
汁・ソース | ざらつき感あり、ニンニクと味噌の香りが強い汁無し担々麺という風情、辛さは程々 |
具・その他 | 動物性材料不使用だが不足感無し、挽肉風大豆蛋白質は効果的、健康食品っぽくない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/08/06 |
賞味期限 | 2021/08/24 |
入手方法 | 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 | (税込希望小売価格 220 JPY) |