No.6941は徳島製粉、金ちゃんねぎらーめん。1986年の登場で、以来昭和・平成・令和を通じ35年が経とうとしている長寿製品。ねぎを主題としたカップ麺は昭和の終わり頃にヤマダイやまるか食品等の中堅メーカがこぞって上市したが、わかめラーメンとは異なり大手メーカが決定版というべき製品をぶつけてこなかったこともあり、比較的残存率が高かった。
▲No.914は時期不詳。昭和と平成の境目ぐらい?
No.3378は2006年。現行品とほぼ一緒
発売当初は金ちゃん得意の二重構造カップ+樹脂シート成型のフタという容器構成だったが、途中から発泡カップシュリンク包装に変更し現在に至る。15年前のパッケージと比べると調理例写真まで含めてほぼ一緒だな。(湯量の目安量と移り香注意の警告マークが追加された程度)
食べてみて、派手さは無いが堅実で安心感がある。液体スープの澄んで滑らかな質感、麺も小麦粉や揚げ油が良さそうに感じた。ねぎの他にチャーシューとエビが入っているのも意外性がある。私の生活圏で常時買えるものならば、買い置きしておきたくなる製品だね。
麺は細い角断面で軽めの食感。やや弾力感があるものの、一本一本の粒立ちが良く、健康的な存在感がある。また小麦粉と揚げ油の質が良い感じで、安っぽさや頼りなさは全く感じない。
スープは透明感がある。液体スープらしく滑らかで、雑味が無くスッキリした印象。うんと辛いという訳ではないが、適度なラー油の刺激が心地良い。鶏ガラやポークのうまみは必要十分以上に良く出ているが、反面あまり重厚さとか深みは無い。
ネギは白い部分だけで、香りや刺激はあまり強くない。一方で豚肉と小さいながらもエビが入っているの競合には無い美点で少し得をした気分にさせてくれる。(上の写真No.914ではまだエビは無かったが、1998年版には入っていた)
昭和の香りを残した製品ながらも、悪い意味での古めかしさをあまり感じさせない製品。モダンなおじいちゃんという感じかな?末永く健康に。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 904760 010421 |
会社名 | 徳島製粉 |
製品名 | 金ちゃんねぎらーめん |
謳い文句 | ピリッとラー油のうまさ |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net106/麺72g |
熱量 | 415kcal (1738kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.5+4.6g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(味付豚肉・ねぎ・味付えび) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面で軽い食感、一本一本の粒立ちが明確、小麦粉と油が良質で安っぽくない |
汁・ソース | 雑味が少なくスッキリ透明感、ラー油の刺激が心地よい、旨味は強いが深みに欠ける |
具・その他 | ネギは白い部分のみで香りは程々、豚肉とエビが特徴、派手さは無いが安心感がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/07/31 |
賞味期限 | 2021/08/18 |
入手方法 | 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 |