No.6939 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 横浜発祥サンマー麺

No.6939はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 横浜発祥サンマー麺。約十年前のNo.4819でも同製品を紹介しているが、この時と比べて製品名が「メン」から「麺」に変わっている。

▲十年前の横浜発祥サンマー「メン」

中身はもっと異なり、昔は液体+粉末のダブルスープだったのが現行品は粉末スープ+調味油に簡素化された。その一方でもやし(と人参)は乾燥物からレトルトへと進化している。限られたコストの範囲内で何を優先するかは難しい選択だと思うが、十年に渡る時の中でもその選択が随時見直されているんだなあ。ただウチの約60件に渡る凄麺体験の中で、液体が無く粉末スープだけなのは今回の品が三件目。他の例は15年以上も前の話だし、極めて少数派だ。

食べてみて、レトルトもやしの過剰なほどにシャキシャキした食感が一番の特長。一方で液体スープ無しの粉末スープのみという仕様の影響は正直言って有る。この二件は差引きゼロ以上になっていると感じたので、凄麺にしては貧相な印象を持つことは無いと思うのだが、いつもの凄麺とは少し違うな?という違和感を持つかもしれない。

麺は細い角断面で表面は滑らか。緊張感があり粒立ちのハッキリした舌触り。適度な硬さとしなやかさがあり、細いけれどもひ弱な印象は受けない。一本一本が独立している感じであり、凄麺らしさを感じられる。

スープはトロみがある醤油で、濁り感は少ない。液体スープが無く粉末のみのせいか、凄麺にしては平板で尖った味だと思った。調味油でフォローしているためそう安っぽさは感じない。ごま油やオイスターソースの匂いがする。

レトルトのもやしは歯応えがシャキシャキしており食べる上での強いアクセントになっている。ただこの食感は新鮮とか自然というより、何かドーピングして無理矢理実現させたもののようにも感じられた。レトルトの保存料のためか僅かな酸味もある。

他にもニラやキクラゲ等の乾燥野菜が入っており賑やか。肉無しだが物足りなさは感じない。

ただやはり粉末スープだけという仕様から、凄麺ファミリーの中ではど真ん中ではなく傍流かな?という印象を持った。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 903088 011653
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ凄麺 横浜発祥サンマー麺
謳い文句 彩り豊かな五色の野菜と熱々のとろみスープ!かながわサンマー麺の会推奨品(2011年より)
調理方法 熱湯4分
質量 Net113/麺60g
熱量 309kcal (1294kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.8+4.6g)
付属品 粉末スープ、レトルト具(モヤシ・ニンジン)、かやく(ニラ・キクラゲ・味付タケノコ)、調味油
ノンフライ麺
湯切り 不要
細い角断面、表面は滑らかだが緊張感がある、適度な硬さとしなやかさ、粒立ち良し
汁・ソース とろみ付き醤油味、凄麺にしては平板で尖った味、胡麻油とオイスターソースの香り
具・その他 もやしは過剰にシャキっとした食感、肉無しだが不足感無し、凄麺らしくない箇所有
総合評価 ★★★3
試食日 2021/07/27
賞味期限 2021/08/22
入手方法 2021/03/19 食品館あおば
税込購入価格 214 JPY