No.6915は長野の信陽食品、ポンちゃんカップラーメン しょうゆ。昨年末のNo.6835でミニカップ版のポンちゃん豆カップラーメン しょうゆを紹介していたため、今回レギュラーサイズを入手したもののどう扱おうかな?とちょっと迷ったが、いくつかの相違点を発見し、これを記録として残すことには十分な意義があると考え通常の試食記として紹介する。
まず今回の品の製造は酒悦(千葉県)であり、ミニカップ版のユタカフーズ(愛知県)とは異なる。どうちらも東洋水産系列で、ちなみに袋のポンちゃんラーメンは東洋水産の北海道工場。また具はミニカップ版には無いワカメ・なるとがある反面、鶏ひき肉とかまぼこが省略されていた。
食べてみて、ミニカップ版および袋版のポンちゃんラーメンと共通する、クリアなイメージの醤油味スープがここにも存在する。決して高級だとか濃厚といった今風の味ではなく地味なのだが、ホッと心が安らぐような落ち着いた安心感とか懐かしさがある。飽食の時代に疑問を持ったり疲れを感じた時にいいだろう。
麺は細めの角断面で、少し気泡感がある。粘りがあるが、軽めでやや頼りない食感。古き佳き、健康的な揚げ麺という印象で自己主張は控えめ。スープが主で麺は従という感じ。製造者は異なれどもミニカップ版とよく似たキャラクターの麺である。
スープは透明感があるアッサリした醤油味。若干の粉末っぽい香りがある。味や香りの手数は多くはないし、奥行き感や立体感にも欠けるが、意外と中抜け感とか不足感は無い。雑味が少なくクリアな印象で、袋やミニカップのポンちゃんラーメンとの関連性を感じる。辛い刺激は無い。
▲ミニカップ版(No.6835)には鶏の挽肉が入っている
具はコーンやワカメなど比較的安価な素材のものが多いが、量が結構多いので寂しさは感じない。だが弟分ともいえるミニカップ版に鶏の挽肉が入っているのに、今回のレギュラーサイズ版では省略されていることには若干の不条理を感じる。
ポンちゃんラーメンのしょうゆ味は、レギュラーカップ版も袋もミニカップ版も、みんな信州の澄んだ空気のように雑味の少ないクリアな味でイメージが貫かれていることを確認した。それから質素であることも。あと些細なことだが、ポンちゃんラーメンはローカル即席麺であるにも関わらず、全てJASマークを取得していることにもこだわりを感じるな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 973644 000117 |
会社名 | 信陽食品 |
製品名 | ポンちゃんカップラーメン しょうゆ (製造は酒悦) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net71/麺60g |
熱量 | 308kcal (1290kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.5+3.9g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(コーン・わかめ・なると・赤ピーマン・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面、少し気泡感がある、粘りがあるが軽く頼りない食感、自己主張が弱い |
汁・ソース | 雑味が少なくクリア、やや粉末っぽくアッサリ、味の手数は少ないが中抜け感は無い |
具・その他 | 具は安っぽいが量が多く不満はない、袋やミニサイズのポンちゃんと味の相関がある |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/06/09 |
賞味期限 | 2021/06/04 |
入手方法 | 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 |