No.6899はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 函館塩ラーメン。凄麺で函館の地名を冠する製品は前々からあり、既に何度か食べたことがあると勘違いしていたのだが、改めて凄麺試食リストを作って調べたところ未試食であることが判明。緊急試食を敢行することとした。もっとも昔は函館海鮮塩だったり函館旨塩だったりと多少の変遷はあった様子。
フタの右側にある『函』の字を人の顔に見立てたピンク色の印は函館市が制定したイメージアップ用のロゴマーク。その「使用に関する要綱」によると承認を受ければ無料で使うことができるらしく、なかなかの太っ腹!ただ昔あった日清麺ニッポンの函館塩ラーメンにも同じマークが付いてたな。
食べてみて、派手さは無いがきちんとした質感と手応えがある。クリアだけど力強い。醤油や味噌などの大豆発酵系風味が無くても、特徴的な辛さや匂いに欠けても、華麗な具に頼らずとも、麺とスープの基礎体力だけで十分な満足感が得られる製品。
麺は細い角断面。ボリューム感は弱いが頼りなさは感じず、しっかりとした存在感がある。僅かにゴムっぽい弾力感があるが、これは決して欠点ではない。小麦粉の香りがいい感じ。
スープは透明感が残る淡い茶色で、力強い塩味。低濃縮大容量の液体スープらしく喉越しが自然。尖った部分が全く無くとことん滑らか。雑味が無くクリアな印象なのに獣の脂っぽさがあって、力感に不足は無い。きちんと地に足が付いている印象。うまみは様々な要素が複雑に絡み合い退屈さとは無縁。塩気は結構強く、辛い刺激は無い。
具の麩は大きくて意外性がある。ただ味は薄く歯応えも弱くて正直あまり有難味は感じなかった。肉は薄く、メンマも細かく、具で選ぶ製品じゃない。足は引っ張っていないけど。ネギの香りは効果的。
細いけれどもしっかりした存在感がある麺、クリアだけどしっかりした重量感があるスープ。派手にアピールする部分は無いが、味の重心が低くてどっしり安定した塩ラーメンである。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 903088 012995 |
会社名 | ヤマダイ |
製品名 | ニュータッチ凄麺 函館塩ラーメン |
謳い文句 | 背脂のコクと魚介の旨味のスッキリしたスープ! |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net108/麺60g |
熱量 | 362kcal (1516kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量0.8+6.6g) |
付属品 | 液体スープ、かやく(味付豚肉・メンマ)、後入れかやく(麩・ねぎ) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面、ボリューム感は弱いが頼りなさは無く存在感が高い、小麦の香りが良い |
汁・ソース | 透明感が残る淡い茶色、自然な喉越し、獣っぽい脂と力感、塩分強し、辛い刺激無し |
具・その他 | 麩は意外性があるが有難味に欠ける、肉は薄い、麺とスープだけで十分以上の満足感 |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/05/08 |
賞味期限 | 2021/08/15 |
入手方法 | 2021/03/17 コーナン |
税込購入価格 | 214 JPY |