No.6890はタイのWan Thai Fodos Industry、YumYum Jumbo Pad Kee Mao。タイ国内では味の素が販売する汁なし麺。Pad Kee Mao(パッキーマオ)はタイ語での読みを表記したもので、英語での説明書きはThai Hot & Spicy with Basil Leaf Stir-Fried Noodles。タイ語だとยำยำ จัมโบ้ แห้ง รสผัดขี้เมาとなる、らしい。(赤字部分がパッキーマオと発音、Phat Khi Maoとも表記することもある)
▲初めて食べたPad Kee Mao
初めてこの製品を食べたのは三十年ほど前でまだ海外製即席麺の免疫が少ない頃。バジルと唐辛子が豪快に効いた味に度肝を抜かれ、タイの食べ物に俄然興味が沸いたのだった。
食べてみて、相変わらず過剰なほどのバジルの香りが心地良い。だが昔は気にならなかった人工的で強すぎるうま味が少々煩わしいように感じられ、今だと連食はしたくない。味が薄くなるよう調整したいが、野菜をたくさん入れたら一挙に解決しそうだな。
基本的にこの製品はうだるような、気怠い暑さの中で食べるのが似合ってる。長袖を着ながら食べるもんじゃない。
麺は細い角断面で、揚げ物の香ばしさが強く漂う。柔らかめで軸方向への弾力感が強く、コシは弱い。
作り方の説明には麺を鍋でゆでる方法と丼にお湯を注く方法の二通りが書かれているが、手間を厭わなければ断然ゆでて作る方を経験上お勧めする。(あくまで日本の即席麺の価値観を適用するならばの話)
ソースはバジルの香りが前面に出て、口の中がスースーして寒さを感じる程。唐辛子の刺激も効いているが、激辛というには至らずタイ製品としては並の辛さ。うま味は化学調味料的でとても強く、昔ならば気にならなかったかもしれないが、今の私には過剰に感じてしまう。
かなり派手で強い味である。そしてこの製品が日本の生活様式の中へすんなり溶け込むのは難しいように思えた。まあ寒い地方で食べることなど開発陣も全く想定してないだろうからしょうがない。そして南国のダラダラした炎天下で食べることを妄想するとこれが実に似合いそうなのである。
国名 | タイ |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 8 850200 000761 |
会社名 | Wan Thai Fodos Industry |
製品名 | YumYum Jumbo Pad Kee Mao |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで2〜3分お湯切り/丼お湯入れ3分お湯切り |
質量 | Net97/麺56.8g |
熱量 | 316kcal (1326kJ) |
Na(麺具+汁) | 1.12g(食塩相当量1.3+1.4g) |
付属品 | 粉末ソース、バジルペースト |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細い角断面、揚げ物の香ばしさ、サラサラして軽快な食感、弾力感がありコシは弱い |
汁・ソース | バジルの香りと人工的な旨味がとても強い、辛さは程々、派手で強い味、繊細さ無し |
具・その他 | 日本の寒い時期に食べるのは似合わないが、南国の気怠い暑さの下ではとても似合う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/04/20 |
賞味期限 | 2021/10/31 |
入手方法 | 2021/01/06 KALDI |
税込購入価格 | 73 JPY |