No.6886は東洋水産、マルちゃん 沖縄そば。製造は佐賀の伊万里東洋。本製品を初めて食べたのはNo.575として記録にあるが、まだ製品スペックや感想等をきちんと残していない時期で、多分1995年頃のものだと思われる。確か沖縄食品フェアで沖縄明星食品(当時)のカップ及び袋の沖縄そばと一緒に買った気がする。
▲初めての沖縄そば(1995年頃?)
当時はまだ沖縄へ行ったことがなかったが、九州を超えると豚骨ではなくかつおだしのスープになること、骨太の麺や豚肉蒲鉾といった組み合わせもとても新鮮に思えた。これが契機となり沖縄料理や泡盛に興味が湧くようになる。こう考えるとご当地料理を取り込んだ即席麺というのは入門用として貴重なものだね!
食べてみて、麺だけを見るとうどんの仲間のようだが、スープや具や紅生姜が組み合わさると、そこはもう沖縄。いいものだ。個人的にはちょっと味が強すぎるように思えたが、これはスープかお湯の量で調整可能。本来は沖縄限定商品であるものをたまたま関東圏で入手できたのだが、常時買えるようになって欲しいな。
麺は幅5mm程の薄い扁平断面で、輪郭はハッキリしている。沖縄そばを意識したのかややゴワゴワした武骨な食感。色は白く若干の気泡感があり、冷静に考えればカップうどんの範疇に収まるもの。
スープは僅かにとろみがある淡い色。醤油濃度は薄く、鰹と昆布と豚のダシが出ている。うま味はやや人工的で過剰に感じた。だが七味唐辛子の刺激と紅生姜の酸味が単調さを救っている。刺激そのものはたいして強くない。
具の豚肉は硬めだがそこそこの量が入っており効果的。適度な脂っぽさがあるので製品全体に力感を与えている。黄色い卵は彩り的には良いが、本当にこれがいいのか?という気もした。
本土とは少し違う食文化を匂わせてくれるという意味で貴重な存在だと思う。ちなにみ明星食品も古くから沖縄そばを販売しており、どちらも基本的には沖縄限定品だが、ある程度は関東圏にも流通している。マルちゃんの方が見掛ける機会が多いように感じるな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901990 523141 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | 沖縄そば (製造は伊万里東洋) |
謳い文句 | かつおとソーキ味 沖縄限定商品 |
調理方法 | 熱湯5分 |
質量 | Net88/74麺g |
熱量 | 392kcal (1641kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.5+3.4g) |
付属品 | 粉末スープ、七味唐辛子、紅生姜。かやく(味付豚肉・卵)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅5mm程の薄い扁平、輪郭は明確、ゴワゴワした武骨な食感、カップうどんに近い麺 |
汁・ソース | 僅かなとろみ、淡い色で醤油濃度は薄い、鰹と昆布と豚の香り、旨味は人工的で過剰 |
具・その他 | 紅生姜と七味唐辛子が単調さから救う、豚肉は力感を与える、うどんとは違う存在感 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/04/12 |
賞味期限 | 2021/06/09 |
入手方法 | 2021/01/06 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |