No.6885 日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん

No.6885は日清食品、日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん。15年ぶりの試食。パッケージを見ると「鬼かき揚げ~」と読んでしまうが、正式名称に「鬼」は含まれない。

▲2006年に食べた同製品。色使いが違う

カップうどんに天ぷらを載せるというのは個人的に大いにアリだと思うが、世間一般的にはうどん=油揚げ、そば=天ぷらの組合せが鉄板である(今マルちゃんが相互スワップした製品を期間限定で販売しているけどね)。レギュラー品でもカップの天ぷらうどんは一応存在するが、九州を意識したごぼう天だったりして、いまいちメジャーにはなれていない。そんな中でどん兵衛はしぶとくこの路線を堅持し、そして蕎麦とは別物の天ぷらを使っている。結構粋だねー、と思うのだ。

食べてみて、玉ねぎがたっぷり入ったかき揚げ天ぷらの存在感がとても大きい。そしてサポートする麺もつゆも決してかき揚げに負けていない。どん兵衛のきつねうどん・天ぷらそばよりも本製品の方が魅力が勝ると感じた。なおこの天ぷらうどんには東や西といった地域による味の区別は無く全国で共通。

麺は幅5mm程の扁平断面。表面は滑らかで、ぬめるようなツルツルした舌触り。気泡感は少なく粘りが結構ある。このへんはマルちゃんとは違う性質だね。あまり揚げ麺であることを意識させない。

つゆは透明感が残る薄めの色。甘めで舌触りが優しい味。醤油濃度は薄めで、ダシは上品で自然。乾燥粉末っぽさが全然感じられず、液体スープかと錯覚するほど。個別の要素が強く主張することはなく、辛い刺激も無い。

あと入れのかき揚げは硬めでバリバリした食感。玉ねぎが焦げかけたような香ばしい匂いが強く漂う。このかき揚げを食べるためある程度の気合とエネルギーを要する気がするが、征服した際の達成感も大きい。かき揚げを目的としてこの製品を買うのは大いにアリだと思う。

ただ、このかき揚げを知ってしまうと、巷に溢れるカップそばに入っているような、小麦粉を安直に焼き固めただけの天ぷらではもう満足出来ない体になってしまうかも。

国名 日本
ジャンル カップうどん
EANコード 4 902105 236710
会社名 日清食品
製品名 日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん
謳い文句 たっぷり玉ねぎのど厚いかき揚げ鬼うまい
調理方法 熱湯5分
質量 Net97/麺70g
熱量 458kcal (1918kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量1.0+3.3g)
付属品 粉末スープ、かき揚げ
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
幅5mm程の扁平断面、表面は滑らかでぬめるような舌触り、気泡感は弱く粘りがある
汁・ソース 淡い色、甘めで優しい口当たり、粉末臭さ無し、醤油濃度は薄く、ダシは上品で自然
具・その他 硬いかき揚げは玉ねぎの香ばしさが強い、小麦粉を焼き固めただけの天ぷらとは別物
総合評価 ★★★3
試食日 2021/04/10
賞味期限 2021/06/14
入手方法 2021/01/25 相鉄ローゼン
税込購入価格 117 JPY