No.6879 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 酸辣湯麺の逸品

No.6879はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 酸辣湯麺の逸品。2018年4月の発売であり、ウチでは初の試食となる。

凄麺は今回の逸品シリーズやご当地シリーズなど現時点で29もの製品がヤマダイのWebサイト上を賑わしており、何が試食済みで何は未試食かを把握しにくくなってきた。これではイカンと一念発起、凄麺リストを作成しスマホで閲覧できる体制を構築した!これで未購入のもの(焼津、中華そばの逸品など)や前回の試食から十年以上経つもの(試食記作成の目安としている)が瞬時に把握できるぞ!ちなみに今日の時点でヤマダイのサイトには魚介豚骨の逸品は製造終了の表示があり、こいつには逢えずに終わってしまうのかなあ。

食べてみて、隅々まで配慮された、大人の酸辣湯麺という印象。私自身即席の酸辣湯麺は好き嫌いの落差が結構激しく、刺々しくてもう食べたくない!と思うこともままあるのだが、今回の品は酸辣湯麺の魅力を上手く表現出来ており、良い出来だと思った。

麺は細い角断面で、輪郭はクッキリしていて、一本一本の粒立ちが際立っている印象。ただその反動か、凄麺にしては湯戻りが悪い部分があり、麺がほぐれにくいので違和感を持った。食感は緻密で香りも良い。

スープはとろみがある。辛さと酸味は共に結構強いのだが、うまく角が丸められており尖った感じはしなかった。うま味は結構強いのだが、液体スープのしっとりとした滑らかさが全体を支配している印象で、即席ならではの安っぽさを感じない。

具のかき玉はフワッとした舌触りでスープに拡散し、箸でつまんで食べるというよりはスープと共に流し込む感じ。豆腐は大きくて存在感があるが、寒天系乾燥物の復元だからかどうしてもザラついた舌触りでリアリティには欠ける。キクラゲは柔らかくふくよかながらコリコリした歯応えがある。硬いだけのキクラゲではないので高級感がある。

麺・スープ・具がある方向性を持って統制されているような、躾けの良さを感じる製品であった。200円越えの高額製品だが、それに見合う価値がある。ただし、湯戻りの悪い麺と粉末スープのとろみ成分にダマを作らせないための対応で、食べる前の攪拌はいつも以上にしっかり行うことが大切である。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 903088 013237
会社名 ヤマダイ
製品名 ニュータッチ凄麺 酸辣湯麺の逸品
謳い文句 黒香酢の酸味とラー油の辛味 彩り豊かな具材にとろみのあるスープ
調理方法 熱湯4分
質量 Net111/麺80g
熱量 344kcal (1440kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.3+5.1g)
付属品 液体スープ、粉末スープ、かやく(卵加工品・豆腐・キクラゲ・チンゲンサイ・唐辛子)
ノンフライ麺
湯切り 不要
細い角断面、輪郭は明確で粒立ちが良い麺だが湯戻りにややムラがある、香りは良い
汁・ソース とろみあり、辛さと酸味は強いが尖っていない、液体スープの滑らかさ、旨味は強い
具・その他 かき玉はフワッとしている、豆腐は存在感大、キクラゲはふくよか、大人の酸辣湯麺
総合評価 ★★★3
試食日 2021/03/29
賞味期限 2021/08/08
入手方法 2021/03/10 相鉄ローゼン
税込購入価格 214 JPY