No.6876は東洋水産、マルちゃん 山菜乱切りそば。小樽の工場で作る北海道限定製品。とはいってもこれは神奈川のスーパーで購入したもので、ある時期は結構関東圏でも流通していた模様。ウチとしては15年ぶりの試食(前回はNo.3304)になる。
▲15年前の品。山菜と乱切りの文字が入れ替わっている
フタを見て「乱切り山菜そば」という製品名だと勘違いしてYouTubeの動画を作っちゃったよ。正しい製品名は同社Webサイトで確認。昔は山菜と乱切りの文字の大きさが逆だった。
乱切り麺について、東洋水産では他にうどんの実施例がいくつかあり、また他社でも数件あったのだが、最近はあまり見かけなくなった。ちょっとしたアクセントにはなると思うんだけどね。
食べてみて、楽しい製品。太さの異なる乱切り麺といろいろな具が自由奔放に主張する反面、重厚なつゆが製品全体を引き締めている。一方、山菜という要素に関しては過度な期待を持たない方がいいだろう。
麺は幅3mmぐらいの太いのと、その半分ぐらいの細いのが混在。もともとは緑のたぬき系の軽い麺質だが、太い方の麺がしっかり感を出しており、頼りなさは感じない。細い麺はくすぐったくなるような印象で、これだけだと貧弱な食感になると思う。結果的に複雑な舌触りになり、いつもとは違う印象になっている。
つゆは醤油濃度が濃く、その上で昆布と鰹ダシが強い存在感を出しており、かなり重厚な感じである。関西系のつゆが好みの人には濃すぎると感じられるかもしれない。辛い刺激は無い。粉末ゆえの乾燥臭さは感じなかった。意外に芯のしっかりしたつゆである。
具の山菜はぜんまい・わらびであり、これはこれでしっかりと存在感があるものだ。しかし油揚げや小えび天ぷら(揚げ玉)の方がより一層存在感が高く、また脂っぽさゆえの力感がある。さらに椎茸のスライスも香りで主張する。なので相対的に山菜の重要性が低くなってしまっているように感じた。
それでも、(本来は)北海道限定の稀少性があり、更にいつもとは違うワクワク感もあって、退屈せずに食べられる製品だった。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップそば |
EANコード | 4 901990 328609 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | 乱切り山菜そば (北海道限定) |
謳い文句 | 利尻昆布使用 だし香る旨いつゆ |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net79/麺65g |
熱量 | 350kcal (1465kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.1+3.5g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(味付油揚げ・小えび天ぷら・ぜんまい・しいたけ・わらび) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 3mm位の太麺とその半分程度の細麺、軽い麺質だが太いのがあるので頼りなさはない |
汁・ソース | 醤油濃度が高く鰹と昆布の出汁も重厚、濃すぎると感じる人もいよう、辛い刺激なし |
具・その他 | 山菜は良いが、揚げ玉や油揚げの存在感に負ける、つゆが引き締めながら楽しい製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/03/23 |
賞味期限 | 2021/05/27 |
入手方法 | 2021/01/09 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |