No.6871はイオン、トップバリュ ベストプライス ネギの香ばしさの塩焼そば。製造は西日本明星。
▲2018年のトップバリュカップ焼そばの例(No.6312)
少し前までのイオンのトップバリュ製品は製造者が略号でしか表示されておらず、今回の西日本明星製であれば「J930」としか書かれていなかった。しかし最近はきちんと製造者の名前と住所が明記されるようになり、私にとっても都度照合する手間が省けてありがたい。調べてみたら2015年に制定された食品表示法による対応であり、五年間の移行期間を経て2020年4月から完全に施行されることとなったもの(※)。イオンに限らずここ一~二年の製品は製造者の表記がみんな丁寧になってきたなあと感じていたけど、ちゃんと背景があったんだ。
※これと同時に栄養成分表示におけるナトリウム量の値が現在の食塩相当量に変更されるようになった
食べてみて、税抜88円の製品ゆえ深みとか繊細さとか豪華さ等は全く望めないものの、食べ物のことなど深く考えず手っ取り早く腹を満たして残りの仕事を片付けよう、なんて時に良いだろう。焼そばだからスープが無いのも場合によってはありがたい。但しかなり強い味なので、お茶等をガブガブ飲みたくなるのは必至である。
麺は細く、気泡感があり軽い質感。あまりしっかりした感じの麺ではない。歯応えや食感を楽しむものではなく、サラサラと流し込むように食べるのが似合っている。油で揚げた香りは控えめ。
ソースは塩分とうま味と脂っぽさがみんな強く、過剰で粗っぽい味。緻密にバランスを取ったという感じではない。ネギの香ばしさというのもあまりリアルなものではなくいかにもの調味料的。ふりかけは白胡麻の他に香辛料が含まれ、味や香りのエッジを一段と明確に尖らせる効能がある。
キャベツはそこそこの量が入っている。また挽肉は少ないものの濃い味付けがされていて、きちんとした存在感があった。
全体的に強い味、といっても味の根幹部分の剛さや安定感という強さではなく、騒がしいという方が正しいような製品である。しかしこうした製品を必要とする状況も確実に存在すると思われ、暑い中での肉体労働時にはピタリとはまりそう。小洒落た都会のオフィスでデスクワークをする人には全然似合わない。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 549741 356824 |
会社名 | イオン |
製品名 | トップバリュ ベストプライス ネギの香ばしさの塩焼そば (製造は西日本明星) |
謳い文句 | 塩だれソースとのからみがよい中細麺 ポークエキスをベースにネギ塩や炭火焼の風味をつけた塩焼そば |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net115/麺90g |
熱量 | 521kcal (2181kJ) |
Na | ~g(食塩相当量4.9g) |
付属品 | |
ノンフライ麺 | ×○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 細く気泡感がある軽い食感、歯応えを楽しむよりサラサラ流し込むよう食べるのが良 |
汁・ソース | 塩と旨みと脂がみな強く過剰、ネギっぽさは作為的、ふりかけは味の輪郭を補強する |
具・その他 | 挽肉の量は少ないが味は濃い、繊細さ皆無だが価格相当、暑い日の肉体労働時に合う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/03/13 |
賞味期限 | 2021/01/22 |
入手方法 | 2020/09/04 グルメシティ |
税込購入価格 | 95 JPY |